※こちらの記事は商品提供を頂いてレビューを書いております。
どうもこんにちはトコログです。
最近近所で大きな駐車場を作ってる影響で毎日騒音に悩まされております。とは言いつつも実はノイズキャンセリングイヤホンもヘッドホンも持っているのでこれを使えば意外と快適に過ごすことができます。
技術の進歩って素晴らしいですね。特にここ数年はノイキャンイヤホンも高性能化しさらに低価格も進んでいてとても嬉しい限りです。
そんなノイキャンイヤホンなのですが、今回はなんとSOUNDPEATSさんからSOUNDPEATS Air4 Proを提供していただきました。ありがとうございます。
以前にSOUNDPEATS Air4のレビュー記事を書いたのですが、今回はPro版のSOUNDPEATS Air4 Proの依頼を頂けたのでレビューしていきたいと思います。
個人的ですがSOUNDPEATS Air4自体めちゃくちゃ気に入って実は2023年で一番利用頻度の多いイヤホンです。それのPro版をレビューできるのはとっても嬉しいです。
それではSOUNDPEATS Air4 Proをレビューしていきたいと思います。
SOUNDPEATS Air4 pro
今回提供してもらった機種はSOUNDPEATS Air4 ProというANCに対応したカナル型のワイヤレスイヤホンとなります。
評判の良いAir3 Proの後継モデルで最新実用機能全部入りの自信作ということで、それでいて価格が1万円以下とめちゃくちゃコスパの良いモデルとなっています。一説によるともしかして赤字なんじゃ……と心配されるレベルとか。
SOUNDPEATS Air4 Proの特徴
・aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応
・13mmダイナミックドライバー
・最大45dbのアダプティブANC
・マルチポイントに対応や細かい機能も搭載
aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応
まず大きな特長として高性能なQCC3071チップを搭載。ほとんどのaptX コーデックに対応し、Qualcomm Snapdragon Soundにも対応しています。
また通信状態に応じてビットレートを自動調整してくれる「aptX Adaptive」やロスレスコーデックの「aptX Lossless」もサポートされており、ワイヤレスで44.1kHz/16bitロスレス再生が可能となっています。
さらに注目なのが音声通話用コーデックのaptx voiceにも対応。今までBluetoothイヤホンの通話品質は決して良いとは言えないレベルでしたがaptx voiceで高品質な通話が可能となります。
13mmダイナミックドライバー
そしてAir4 Proでは13mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載。素材にはバイオセルロースの複合振動板が採用されています。
capsule3やair3 proでは12mmのバイオセルロース振動板を採用したドライバーだったのに対して今回は13mmとサイズアップ。さらにバイオセルロース単体ではなく複合素材を使うことで以前にも増して表現豊かなドライバーに改良されています。
最大45dbのアダプティブANC
Air4 Proには2つのノイズキャンセリング機能が搭載されています。アダプティブANCはいわゆるアクティブノイズキャンセリングと同じような機能で、周囲の雑音などをカットしてくれます。
性能としては可聴域において最 大45dBのノイズ低減(クアルコム社の 基準を満たした特定条件下における測定値)との事で、必要十分すぎるノイズキャンセリング性能を持っています。
CVCノイズキャンセリングは通話時のノイズキャンセリング機能で街中など周りに騒音がある環境でもCVCノイズキャンセリングがノイズをカットしキレイな音声を伝えてくれます。
マルチポイントに対応や細かい機能も搭載
Air4 Proではマルチポイント接続が可能で最大2台までのマルチポイントに対応。
マルチポイント接続の場合2台同時に接続することが可能。もちろん再生されるのは片側のデバイスのみとなりますが、端末の切り替えが不要だったり、PCで音楽を聞きながらスマホの着信を受け取ることができたりととにかく便利です。
他にも装着検出機能、風切り音低減、ゲーミングモードなど今ワイヤレスイヤホンで求められる機能のほとんどが搭載されている全部入りのようなイヤホンです。
SOUNDPEATS Air4 Proのスペック
本体寸法 | 64*24.2*48.3mm(ケース込み) |
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重量 | 約3g(イヤホン/片側) 約36g(充電ケース+イヤホン両側) |
防水規格 | IPX4 |
Bluetooth | 5.3 |
対応プロファイル | HSP,HFP,A2DP,AVRCP |
対応コーデック | aptX Voice,aptX Classic,aptX Lossless,SBC,AAC |
通信範囲 | 10M |
バッテリー容量 | 330mAh(ケース) 35mAh*2(イヤホン) |
最大再生時間 | 約6.5時間 約26時間 (充電ケース併用) |
充電時間 | 1.5時間 |
SOUNDPEATS Air4 proをレビュー
それでは早速開封していきたいと思います。
内容はSOUNDPEATS Air4 Pro本体、イヤピース:6(S/M/L)、充電ケーブル、取扱説明書となっています。
イヤホンケースは楕円形状で質感は半光沢にラメが入ったようなガンメタリックみたいな色合いとなっていますね。個人的にはAir4の様なマットな雰囲気の方が好みではありますが、これはこれでかっこいいですね。
本体の底には充電用のTYPE-C端子があり、となりにはリセットなどに使うボタンがあります。
充電は基本的にtype-cからの充電のみとなっており、無接点には非対応。
ケースを開けてみるとイヤホン本体が収納されています。SOUNDPEATS製品は一般的なイヤホンとは逆向きに収納するので少し慣れが必要になりますが、こちらのカナル型は横に広い形状なのもあって意外とすぐに慣れました。
そしてこちらが実際のイヤホンになります。なんと重さが3gと軽量でいて13mmのドライバーを採用と過去モデルより軽く大きくなっています。しかも形状も新設計なのかドライバー部分からイヤーピースまでに掛けてかなり絞り込んだフォルムとなっています。
この形状のおかげか最初につけた時すごい自然なつけ心地で感動しました。カナル型でかなりフィットしてるのに閉塞感や圧迫感を感じることがなかったのですごく良かったです。
実際に使ってみてもフィット感のおかげかノイズキャンセリングもしっかりと働いてくれています。
イヤーピースもS・M・Lと3種類ありますが、私は最初から装着されてたMサイズがとてもしっくりきました。
実際に使ってみる
それでは実際に10日ほど使用してみました。
基本的に部屋での作業中に利用していたのですが、最近近所で駐車場を作る工事をしていたのでANCがしっかりと働いてくれました。タイミング的にバッチリでしたね。
電池持ちも6.5時間とかなり良く、一日中付けっぱなしでも電池が切れないのはかなり優秀でした。これなら仕事中や長時間の移動する場合にも問題なく使えると思います。
音はバランスの良い万能タイプ
まず気になる音質面に関してですが、カナル型に加え13mmのダイナミックドライバーのおかげか低音域からとても充実していて中音域もクリアでまとまりが良くとってもバランスの良い音でした。いわゆる万能型となっていて万人受けしやすい音作りなのではないでしょうか。
形状が新しくなったこともあり、フィット感がとても自然で閉塞感や圧迫感が少なくつけ心地がかなりいいです。これなら長時間装着していても気にならないです。
またアプリを利用することで自分でイコライザーを掛けることができるので自分好みの音に仕上げることができます。またアダプティブイコライザー機能を利用すると自分の耳で聞こえる音域に合わせて自動で調整してくれます。まずはアダプティブイコライザーで自分の耳に合わせてみると良いでしょう。
しっかり強力に効くANC
次にANC機能に関しては最大45dbの効果があるとのことでかなり性能は良いです。
実際に近所で工事があってもAir4 proを装着するとほとんど工事の音がほぼカットされており、かなり強力に効いているのが分かります。またエアコンの音やサーキュレーターの音もしっかりとカットされ換気扇のうるさい音などにもバッチリ効果がありました。
高音域はそこまでカットされず人の声やキーボードの打鍵音はあまりそのまま耳に入ってきます。これはノイズキャンセリング性能というよりはイヤーピースの性能(パッシブノイズキャンセリング)や形状の影響が大きいように感じます。個人的には高音域の音はカットされすぎてないほうが自然な感じがして好きです。
外音取り込みモード(パススルーモード)は音量は十分で音質もそこまで悪くはありません。ただノイズ自体もかなり増幅されるのでつけっぱなしで使うのには向いてなく、コンビニで店員さんと話したりする際など一時的に使う分には問題ないと感じました。
マルチペアリングやゲーミングモードなどハイエンドと遜色がない
Air4proにはマルチペアリング、aptX Lossless、マルチペアリング、ゲーミングモードなど便利機能全部入りとも言えるほど機能が豊富です。
その中でもマルチペアリングは個人的に重要な機能です。もちろん1台のデバイスで完結している人にはそこまで重要ではありませんが、複数デバイスで使うとなるとこれがあるのと無いのとでは天と地ほどに使い勝手が変わってきます。
トコログは今までその煩わしさからPCは有線イヤホン、スマホはワイヤレスと割り切って使っていたのですが、このマルチペアリングに出会ってからはPCもスマホでもワイヤレスイヤホンを使う機会が増えました。
しかもこのAir4 Proは接続先の切り替えがとても便利で優秀です。マルチペアリング状態であれば端末1が再生中でも端末2で再生すると綺麗に切り替わってくれます。着信もスムーズに切り替わるのでとっても便利。
また最大2台までの同時接続なのですが、一度ペアリングしてしまえばスマホやPC側で接続を押すだけで簡単に再接続ができます。これも便利なので3台以上で接続する場合は覚えておくと便利。
またゲーミングモードは低遅延モードで遅延が120ms程度と約0.12秒となっています。これのおかげで一般的なゲームならそこまで遅延を気にすることなく遊ぶことが可能となります。もちろん音ゲーなどをSEアリでやるのはキツイですがSEオフなら問題なく遊べますしとっても便利。
タップ操作周りがすこし気になる
個人的に気になるのが操作面。特に音楽再生で曲送りはできるのに曲戻りができないのは結構ストレスです。特に誤タップして曲送りしてしまって戻りたいなんて時にスマホを出して操作するのは面倒ですよね。
それとタップセンサーの位置的にイヤホンを装着する際に結構な確率でなんらかのタップ操作をしてしまうことがあります。
なので個人的にはアプリで後からタップ操作の挙動をイジれるようになれば完璧かなって思います。これができれば1タップ操作はオフにして2タップ以上にし誤タップを防止するように設定することができるんですけどね。
とはいえこの価格でこの性能なら全然文句なしのレベルです。
まとめ
ということで今回はSOUNDPEATS Air4 Proをレビューしてみました。
実際に使ってみて想像以上に良かったです。ノイキャン性能も良く、マルチペアリング対応でゲーミングモードも便利でよく使っています。
これだけ機能が盛りだくさんなのに、値段が1万円以下でなんなら8000円台で買えるのは本当にコスパ抜群と言えるのではないでしょうか。
一万円以下でANC対応のイヤホンを探している人にとっては最高の選択肢になるのではないでしょうか。