どうもこんにちはトコログです。以前にフレキシスポットのスタンディングデスク(電動昇降デスク)を買いました。これがすごいいい買い物で気に入っているのですが、買う時はどれを買ったら良いのかかなり悩むんですよね。
というのも結構沢山のモデルがあるので、どれを選んだら良いんだろうか?ということで色々と調べて比較してみたので、良かったら購入する際の参考にしてみてください。
全8種類あるフレキシスポットのスタンディングデスク
フレキシスポットには現在(2023年)、9種類のスタンディングデスク用の足が用意されています。
スタンダードモデル
H1、EG1、EF1、EJ2
ハイエンドモデル
E7、E7pro、E7L、E7Q、E8
一見するとすごい多そうに感じますが、E7の派生モデルが多いのでそう感じやすいですが、意外とメインとなるモデルはEF1とE7くらいで、そこからは自分好みで選んでいけば良いと思います。
スペックを比較
まずはスタンダードモデルから比較していきましょう。
機種名 | H1 | EG1 | EF1 | EJ2 |
---|---|---|---|---|
モーター | 手動 | シングルモーター | シングルモーター | デュアルモーター |
昇降スピード | – | 25mm/s | 25mm/s | 32mm/s |
昇降範囲 | 71~121cm | 71~121cm | 71~121cm | 69~118cm |
重量 | 約17.6kg | 約19.3kg | 約19.6kg | 約28.4kg |
対応天板 | 幅100~160cm 奥行き60~80cm 厚み≥2cm | 幅100~160cm 奥行き50~80cm 厚み≥2cm | 幅100~160cm 奥行き50~80cm 厚み≥2cm | 幅120~200cm 奥行き60~80cm 厚み≥2cm |
脚幅調整範囲 | 85~129cm | 85~129cm | 85~129cm | 110~180cm |
耐荷重 | 70kg | 70kg | 70kg | 100kg |
脚段階 | 2段階 (逆ピラミッド) | 2段階 (逆ピラミッド) | 2段階 (逆ピラミッド) | 2段階 (逆ピラミッド) |
脚形状 | エ字型 | エ字型 | エ字型 | エ字型 |
支柱の形状 | 角型 | 角型 | 角型 | 角型 |
機能 | – | 上下のみ | 4メモリ | 4メモリ、ロック |
ボタンの形式 | – | 物理 | 物理 | タッチ |
障害物検知 | – | – | ○ | ○ |
公式値段 (2023年) | ¥19,800 | ¥28,380 | ¥30,800 | ¥53,900 |
こちらがスタンダードモデルのスペックとなっています。
スペックを見た感じではやはりEF1がダントツでオススメですね。価格と性能のバランスがとても良いです。特にメモリ機能は電動昇降デスクを使うなら必須級の機能だと思います。
EJ2に関しては昇降範囲以外はハイエンドと遜色ないのですが、値段もハイエンドと同等なのに最低高が69mmなのは残念なポイントです。
次にハイエンドモデルのスペック表となっています。
機種名 | E7 | E7L | E7 Pro | E7Q | E8 |
---|---|---|---|---|---|
モーター | デュアル モーター | デュアル モーター | デュアル モーター | クアッド モーター | デュアル モーター |
昇降スピード | 35mm/s | 35mm/s | 35mm/s | 38mm/s | 35mm/s |
昇降範囲 | 58~123cm | 58~123cm | 60~125cm | 60.5~125.5cm | 60~125cm |
重量 | 約32.1kg | 約32.8kg | 約33.6kg | 約53.3kg | 約32.7kg |
対応天板 | 幅120~200cm 奥行き60~80cm 厚み≥2cm | L字形状天板対応 幅140~200cm 奥行き60~80/90~110cm 厚み≥2cm | 幅120~200cm 奥行き60~80cm 厚み≥2cm | 幅180~240cm 奥行き80cm~100cm | 幅120~200cm 奥行き60~80cm 厚み≥2cm |
脚幅調整範囲 | 110~190cm | 135~190cm | 110~190cm | 110~190cm | 110~190cm |
耐荷重 | 125kg | 125kg | 100kg | 200kg | 125kg |
脚段階 | 3段階(ピラミッド式) | 3段階(ピラミッド式) | 3段階(ピラミッド式) | 3段階(ピラミッド式) | 3段階(ピラミッド式) |
脚形状 | エ字型 | エ字型 | コ字型 | ロ字型(4本足) | エ字型 |
支柱の形状 | 角型 | 角型 | 角型 | 角型 | 楕円型 |
機能 | 4メモリ、ロック | 4メモリ、ロック、USB | 4メモリ、ロック、USB | 4メモリ、ロック、USB | 4メモリ、ロック、USB |
ボタンの形式 | タッチ | タッチ | タッチ | タッチ | タッチ |
障害物検知 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
公式値段 (2023年) | ¥57,200 | ¥77,000 | ¥61,600 | ¥148,500 | ¥66,000 |
ハイエンドモデルは基本的にE7をベースにカスタマイズされた商品という印象です。
なのでE7と比較して、この機能が欲しいと感じた機種を選ぶのがポイントとなります。個人的にはE7が基本的な機能も揃っていて価格も安いのでオススメです。
比較して欲しいポイント
スペック表を見ただけでは何を比較したらいいのか正直わかりづらいですよね。なので個人的にここは絶対比較したり気にして欲しいポイントを紹介したいと思います。
- 昇降範囲(特に最低高)
- メモリ機能の有無
- 昇降スピード
- 耐荷重
昇降範囲(特に最低高)
個人的に一番重要視してほしいのがこちらの昇降範囲。
一般的なデスク大体70cm前後なので、スタンダードモデルの71cmからでも問題ないと感じる方も多いと思います。
しかしこの70cmは筆記作業をする時代に平均的に良いとされた数字で、PC作業をする場合はもう少し低い高さが良いとされています。実際にバウヒュッテさんのページに、自分の身長に合った机の高さを簡易的に計算することができます。
実際に身長が170cmのトコログに適した高さを計算してみると書き仕事の場合は72cm、キーボード作業の場合は67cmとなっています。
なのでトコログにとって適した67cmの高さにする場合、E7以上のハイエンドモデルとなります。
個人的にスタンディングといえど、やはり座った際の高さもかなり重要となるので最低高をしっかりとチェックしておくと良いと思います。
とはいえハイエンドモデルは高くて手が出ない……という場合は、フットレストを併用したりして調整することも可能です。
メモリ機能の有無
メモリ機能は高さを覚えさせておくことで、ワンアクションで指定の高さに合わせてくれます。
スタンディングデスクを運用するうえで、メモリ機能は合ったほうが絶対良いです。というかないと正直使うのが億劫になってしまうと思います。
まずメモリ機能がない場合、ずっとボタンを押しっぱなしになるのが面倒です。そして意外なことにスタンディングデスクを運用していると疲れれるので結構なペースで上げ下げを繰り返します。それを毎回やるのは正直手間だと思います。
トコログはE7を使っていますが、手動でやってみたらめちゃくちゃ面倒に感じました。絶対メモリ機能は合ったほうがいいと思います。
ただこのメモリ機能に関してはEF1以上の機種ならついていますし、EG1とEF1の価格差は3000円もないのでEF1以上を選んでおけば問題ないと思います。
昇降スピード
意外と昇降スピードも重要なポイントです。
やはりスタンディングデスクを運用する場合、一日に何回も昇降を行うことがあります。なので昇降スピードが早いほどストレスを感じにくいと思います。
たとえば70cmの机を105cmまで上げるとなると、ハイエンドモデルのE7は約10秒、スタンダードのEF1は14秒となります。この4秒をどう捉えるかは人によるので別に気にならないならEF1でも全然良いですし、少しでも早いほうが良いと思う方はE7以上のハイエンドモデルがおすすめです。
耐荷重
地味に重要なポイントが耐荷重です。正直スタンダードモデルですら耐荷重が70kg以上あるので、一般的なデスクワークならそこまで気になるポイントではありません。
しかし耐荷重が高い製品ほど安定性が高いといえます。例えばE7proとE7は同じデュアルモーターですが、E7proは耐荷重が100kg、E7は125kgとなっています。
これは足の形状がE7proはコの字形状に対して、E7はエの字形状となっています。このため形状的に耐荷重に優れてE7のほうが高い数値となっています。
そしてやはりE7proよりもE7の方が安定性も高く、揺れなどにも強くなっています。なのでガッシリと安定感のあるデスクがほしい方は耐荷重をしっかりチェックしておくと良いでしょう。
ちなみにE7Qは4本足で耐荷重を200kgとかなり頑丈なのでワークベンチや、会議机に使ったりするのにオススメです。
それぞれの機種の特徴を紹介
H1
H1の特徴はなんといっても手動式というとこです。なので基本的に他の電動昇降デスクと比較するとデメリットに感じる部分が多いと思います。やっぱり電動の方が便利ですからね。
しかし手動式ということは電源が不要ということです。なので普段はそんなに使わないけど、たまに使うサブデスクやDIY用の作業台なんかにはとっても便利だと思います。
あと普通にメインのデスクで運用する方でも立ちメインや座りメインなど使い方を限定してあげると活用できる場面が増えてくると思います。
個人的には物撮りなど写真を取る時の台として買おうかなって検討したりしています。
EG1
EG1は電動モーターを使うモデルの中では最も安い製品となっています。
もちろん安いということで機能はかなり削られており、ボタンはシンプルな上げ下げのみとなっています。
しかも高さの表示もないのでかなり感覚を頼りに使う必要がでてきます。
価格も電動モデルの中では一番安くはありますが、EF1と価格差が3000円もないので、3000円多く払ってでもEF1を選択した方が良いと思う場面は多いと思います。
EF1
スタンダードモデルの中で一番オススメのモデルとなります。
こちらは電動昇降、4ボタンのメモリ機能とスタンディングデスクをデスクワークにしかっりと取り入れる為の機能が十分に備わっています。
やはりデスクワークをする上で、座ったり立ったりはかなり頻度で繰り返すことになりますのでメモリ機能は必須機能と言えます。
それとパネルにはしっかりと高さも表示されるので、自分に合った高さを把握するのにも役立ちます。
ただ気になるポイントとしては、座った際の高さが71cmと高めとなります。
なのでフットレストを導入したりと色々と工夫する必要はありそうです。
EJ2
EJ2はスタンダードモデルとハイエンドモデルの間を埋めるようなモデルとなっています。
タッチ式のパネルやデュアルモーター、耐荷重125kgとかなりハイエンドよりのスペックとなっています。
しかしハイエンドモデルを選ぶ大きなメリットの最低高がスタンダードモデルと同じ71cmとなっています。そして価格はE7より少し安いとはいえ5万円台とかなり高いです。
なので個人的にEJ2よりも数千円払ってでもE7を買うほうが良いと思います。
E7
E7はハイエンドモデルの中では一番ベーシックなモデルとなっています。
スペックはハイエンドモデルらしくデュアルモーター、125kg、メモリ機能などかなり立派です。
そして何と言っても最低高が58cmとなりますので、座った際状態でもベストな高さに設定することが可能となります。
特に女性の方などは71cmのデスクだと高すぎて使いづらいと感じる方も多いと思います。そういった方は絶対にE7以上のモデルがオススメです。
E7L
E7Lはすこし変わったモデルでL字形状の天板に対応した足となっています。
なのでL形状のデスクに拘りを持っている人にとっては最適な選択肢となるでしょう。
基本的なスペックはE7と同じで、さらにパネル側面にUSB端子があるのでUSBを経由して給電することが可能です。
E7 Pro
E7 ProはE7の足をコの字形状にしたものになります。通常のエの字形状に比べ支柱が奥にあるのでデスク下のフリースペースが確保しやすいです。
特にオフィスではよく使われる引き出しのついたワゴンやキャビネットなどを置く場合、足のフレームが邪魔にならないので設置の自由度がかなり高いです。
ただ注意点としては、耐荷重がE7は125kgに対してE7proは100kgと下がっています。やはり若干ではありますがE7よりも揺れやすくなっていたりしますのでそこだけ注意が必要です。
E7Q
E7QはE7の足を4本にしたようなモデルとなっています。おかげでモーターは4つ、耐荷重が200kgとかなり頑丈な作りとなっています。
なので幅180~240cmと大型サイズの天板に対応しており、会議テーブルやダイニングテーブルなどとにかく大きいテーブルで昇降したいという人にオススメです。
E8
E8は名前からE7の上位互換モデルのように感じますが、これもE7をカスタムしたようなモデルです。
大きな違いは足の形状が楕円形になっており、パネルにUSB給電が付属しているといった内容。
それだけの違いなので、楕円形状もしくはUSBが欲しいという方はE8を選ぶと良いでしょう。
逆に楕円形状もUSB給電も不要な方はE7の方が安いのでオススメです。
オススメの機種はどれ?
個人的に一番オススメの機種はE7です。
やはり昇降範囲は広く、昇降スピードも早いのでスタンディングデスクを上手に運用するのに適したスペックとなっています。特に最低高が58cmまであるので座った際の高さも殆どの人に合わせることができるのがポイントですね。
実際にトコログもE7を購入して使っていますが、座った際の高さは67cmとスタンダードモデルでは調整できない高さを使っています。
そして次点でオススメなのがEF1です。
こちらは価格が約3万円と購入しやすい価格なのに対し、ちゃんとメモリが4つついているのでスタンディングデスクとして運用しやすくなっています。
ただ欠点として最低高が71cmとすこし高めとなっています。これだとキーボード作業時に机が高いと感じる人も多いと思います。なので身長の高い方や、椅子の高さをあげフットレストなどで対応できる方にはオススメです。
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