どうもトコログです。
みなさんパスワード管理ってどうしてます?昔は1つのパスワードを使い回すのが一般的でしたが、セキュリティの面からそれぞれ個別に設定することが推奨されていますよね。
実際にトコログも古の時代にどこからかIDとパスワードが漏れたのかネットゲームのアカウントを乗っ取られてしまいました。それ以外にもパスワードの流出とかある度に変更するのが面倒に感じ、パスワードソフトを導入しました。
トコログが使っていたソフトは1passwordでiPhone3GS(Android派なので初代GalaxySを使ってた)くらいの時代から使っています。
このソフトとアプリに出会ったときは革命的に感じました。それからWindows版の1password3・4と買って、Mac版も4・6とios版もAndroid版も買った記憶(いつの間にか無料になってた)があります。これだけ買ってたわけですが、段々とサブスク化していくにつれて買う気がなくなっちゃったんですよね。
正直最初は買い切りだったのにサブスクの切り替えってのはなんだか納得しずらいものがあります。なのでなんとか誤魔化しつつ使っていた訳です。
しかし1password8の登場でついにiPhone、Android共にスタンドアローンでの利用が不可能となりました。
一応まだAndroid端末には1password7が入っているので使えていたのですが、最近買ったipadに1password7の導入ができなくなっていました。流石にこれは不便すぎる、ということで1passwordとの別れを決意しました。
1passwordからの乗り換え先は
ということで今までお世話になった1passwordから離れる事にしたわけですが、乗り換え先を見つけなくてはいけません。
幸いなことに最近ではパスワード管理ソフト、サービスが充実していて乗り換え先の候補が沢山あります。昔はkeepassくらいしか無かったので嬉しいですね。
ということで色々と調べてみた結果、定番なソフトやサービスは以下のような感じです。
- keepassXC
- LastPass
- Bitwarden(ビットウォーデン)
- キーチェーン(アップル製品だけ使う人向け)
他にもMicrosoft Authenticator、Dashlane、NordPassなどがありますね。
この中でLastPassとBitwardenに絞り込まれました。個人的にkeepassXCはオープンソースで完全無料とかなり興味はあったのですが、どうしてもipad、AndroidでkeepassXCのアプリが無い(代替アプリはある)のでやはり統一したUIで操作したいというのもありLastPassとBitwardenになりました。
キーチェーンに関してはメイン端末がAndroidなので使えるわけがないですね……
LastPassとBitwardenどっちがいい?
LastPassとBitwardenのどちらも性能的には大差ないように感じました。もちろん細かい部分では違いはありますが、一般的なユーザーが普通に使うならどちらも問題ないです。
なんならWindowsで未だに1password4(Chromeのエクステンションが使えない状態)を使っていたトコログにとってはどちらも高性能。
ではなぜBitwardenにしたのか。単純にLastPassの無料版では同時利用できる台数が1台に制限されてしまっています。現状Bitwardenは台数の制限はありません。
それに有料プランをみてもBitwardenの方が安いです。一応Bitwardenは永久無料とは言っていますが運営者がいる限り、どうなるかはわかりません。もしかしたらLastPassみたいに台数の制限がでてくるかもしれません。
しかしBitwardenの有料プランの価格はなんと、月1$、年間10$となっています。Lastpassは月額3$とBitwardenの3倍となっています。
なので将来的に考えてもBitwardenの方が良いのかなと思いました。もちろん未来の事なのでどうなるかわかりませんが、1passwordのサブスク化に不満を募らせた身としてはBitwardenの良心的なプランに心が癒やされます。
1password4からBitwardenの乗り換えはすごい簡単
では実際に1passwordからBitwardenに乗り換えてみました。普段使っているのが1password4なので、1password4からの乗り換え方法となります。
まずはBitwardenのアカウントをサクッと作ります。
マスターパスワードはパスワードアプリで一番重要な部分となります。なので12文字以上でかつ予測されにくいようにしましょう。
それともし忘れてしまった場合は復元ができません。完全に詰むので最初は紙などに書いて鍵付きの引き出しにしまったりしておきましょう。完全に覚えたら紙は処分してしまったほうが安全です。
次は1password4からデータを引っ越します。
普段使っている保管庫を開き「File」→「Export」を選択。
Formatを「1password Interchange File(1PIF)」を選択します(1password6以上は1pux形式のファイルになります)。
OKを押すとファイルの名前をつけ、保存先をしていし保存します。
ファイルができたら次はBitwardenにログインにログインします。
(1)ツールのタブを選択します。
(2)データをインポート
(3)1password(1PIF)を選択します。1password6以上は1puxかcsvとなっています。
(4)先程作ったファイルを選択します。
(5)データをインポートをクリックで完了となります。
これで今まで使っていたパスワードは簡単に引っ越すことができました。
実際に使ってみた感想
- 無料なのに必要十分な機能
- クレジットカードなどの項目はセキュアメモになる
無料なのに必要十分な機能
Bitwardenはなんといっても無料で使えるのが最大の魅力です。
基本的なpassword管理は1passwordと大差ないように感じました、PC版もスマホ版も操作性の違いはありますが現状困ったと感じる事はかなり少ないです。
むしろ無料でこれだけ高性能で使いやすい事に感動を覚えています。最近1password4は重く、Chromeのエクステンションが使えなくてめちゃくちゃ不便だったので、正直私の環境ではむしろ使い勝手が向上しました。
もちろん無料版なので有償の1passwordと比べて使えない機能がいくつかあります。
ファイルの添付機能、2段階認証のこの2つは結構ネックに感じる人も多いと思います。その場合は月額1$のBitwardenの有償版もしくは1passwordをそのまま使うほうが良いと思います。
でも逆にその機能を多用していないなら、Bitwardenで十分すぎます。トコログは添付ファイル機能は1、2回程度しか使ってないのでそこまで重要ではなく、2段階認証もそこまで多様していない(合ったほうが便利)ので無料版で十分でした。
将来的に2段階認証を多様するようになったとしても多分Bitwardenの有償版を使うと思います。それくらい良くできたサービスです。
クレジットカードなどの項目はセキュアメモになる
移行して個人的に一番困ったのがこのログイン以外のアイテムが全部セキュアメモになってしまったことですね。
クレジットカード、免許証、wifiのパスワードなど1passwordではそれぞれカテゴリーに分けて管理していたのですが、Bitwardenに引っ越した際にそれらは全部セキュアメモというカテゴリーにまとめられてしまいました。
別にそこを見れば分かるのですが、やっぱりカテゴリーで別れてたほうが管理はしやすいですよね。かといってカテゴリーの変更は基本的にできないので、もう一度入力する必要があります。
トコログは正直面倒なので、そのままセキュアメモに置いたまま使ってますが、将来的にはコツコツと移し替えようかなと思っています。
まとめ
ということで今回は1passwordの完全サブスク化に伴い、Bitwardenに乗り換えをしてみました。
正直なところBitwardenは普通に使いやすく、既存の1passwordユーザーでも問題なく運用できると思いました。
もちろん2段階認証やファイル添付機能など制限はありますが、それでも機能は必要十分でKeepassなどに比べ乗り換えの手間など少なく、操作感もかなり良いのでかなり優秀なサービスだなと思いました。
他にもAndroid、ipad、WindowsPCと使っていますが、どの端末でも不自由なく使えるのに感動しました。特にスマホやタブレットでここまでしっかりとしたアプリなのに無料で使えるのは正直すごすぎです。
もし1passwordのサブスクに嫌気が差した人や、新しくパスワード管理ソフトを導入したいという人がいたらBitwarden一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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