今回はAmazonでも大人気の激安中華系クリップオンストロボ(スピードライト)を購入してみました。
激安クリップオンと言えばNEEWER(ニューワー)のTT560やYongnuo(ヨンヌオ)のYN560が人気ですね。
そっちを購入しても良かったのですがTT560に比べ少し安いので試しにPowerextra「DF-400」のクリップオンを購入してみたので紹介できたらと思います。
Powerextra 「DF-400」
TT560にそっくりなスピードライトです。GN33とそこそこの光量があり、マニュアルとスレーブの設定ができるシンプルなスピードライトです。
ハイスピードシンクロやTTLは無いシンプルなスピードライトになっています。
これならTT560買えばいいと思いますが、こっちはあまり情報がなかったのでついつい興味本位で買ってしまいました。
DF-400のスペック
ガイドナンバー | 33 |
フラッシュモード | M, S1, S2 |
フラッシュ時間 | 1/200s~1/20000s |
リサイクルタイム | 約3s(AA アルカリマンガン乾電池時) |
フラッシュ出力制御 | 8レベル光量制御(1/128~1/1) |
色温度 | 5800k |
発光回数 | 110~1500回 |
サイズ | 190X75X55mm |
垂直回転角 | 0~90° |
重量 | 284.7g |
付属品にはフラッシュスタンド、保護用バック、取扱説明書になんと2年間保障が付いてきます。
GNがTT560の36に比べDF-400は33と数値上は低いですがほぼ同程度かなと思っています。ちなみにこの機種はTT560と同じく照射角も固定です。
それよりも2年保証があるのがポイント高いですね。
DF-400の外観をチェック
まずは外観をチェックをしていこうと思います。入っていた箱は結構かっこいいですね。
箱から中身を出すと付属品が入っていました。袋がナイロン製の結構いい感じの袋でしたね。
ちなみにディフューザーは付属していないので、必要な場合は購入しておくといいと思います。
スピードライト本体をチェック
次はスピードライト本体をチェックしていきます。見た感じ3000円以下のスピードライトって感じはしないですね。TT560と比べて本体のスレーブ用のセンサーっぽい部分の位置が違いますね。
まず接点はこんな感じになっています。マニュアルのみなので、大体のカメラに取り付ける事ができます。マニュアルのスピードライトはカメラ本体と複雑なやりとりはしないのでシンプルな形状ですね。
こっちはNISSINのSONY用のスピードライトですが、TTLやハイスピードシンクロのために少し複雑な構造していますね。
照射面はこんな感じになっています。上下逆になっていますが、照射面の上にはワイドパネルとキャチライトパネルが収納されています。
ワイドパネルはこんな感じで引き出すことができます。
その上にはキャッチライトパネルがありますね。割と基本的なパーツが揃っていますね。
本体側面にはシンクロターミナルと外部電源用の端子があります。
左側が外部電源用の端子で右がシンクロターミナルですね。
拡大するとこんな感じになっています。TT560はシンクロターミナルが3.5mmになってるそうです。
もう片方には乾電池を入れる場所となっています。
側面のカバーを下にスライドさせるとこんな感じで電池を入れることができます。
エネループを入れてみました。
スピードライトは結構すぐに電池を使ってしまうので、アルカリ電池を毎回買っていると出費もバカにならないので、充電池をオススメします。エネループでもいいですがAmazonの電池が安くてMade in Japan(中身が旧エネループと同じという噂も)なのでオススメです。
いきなり多灯ライティングのためにクリップオンを増やすと充電池が足りないなんてことも……
Pointアルカリ電池よりニッケル水素充電池の方が内部抵抗が少ないので、リサイクルタイムが短くなる傾向にあるそうです。
背面パネル
本体背面はこんな感じになっています。本体一番下のスイッチでオン・オフできます。
そして右のインジケータが発光量で下の+-ボタンで設定できます。
隣にあるMODEでM,S1,S2と切り替えれます。
- M=マニュアル
- S1=スレーブモード(発光1回目に反応)
- S2=スレーブモード(発光2回目に反応)
S1やS2があるのはTTL発光などで2回発光する場合があるからです。
TESTを押すと一瞬発光します。スレーブの発光を確認するときにあると便利な機能ですね。
発光量は1/1~1/128まであり一段(1EV)づつ変更できるようになっています。
可動域をチェック
まずは縦方向には水平から真上に90度首を上げる事ができます。角度は0°、45°、60°、75°、90°の5段階で切り替わります。
背面から何度か分かるように書かれていますね。
左右方向には270度ぐるっと回すことができるので、後ろの壁バウンスなどもできるようになっていますね。
付属のスタンド
スタンドが付属するのでスピードライトを自立させることができます。
さらに背面には三脚ネジがあるので三脚に立たせる事もできます。
こんな感じで三脚の上に載せることができます。三脚にセットすれば色々とライティングの幅は広がりますね。
実際に使ってみた
というわけで今回は実際にこのFD400を使用して少し撮影してみました。
まずカメラのホットシューにスピードライトをセットします。セットしたらネジを締めて固定します。
あとは撮影するだけなので今回は色々と撮り比べをしてみました。
ちなみに私がいつもマニュアルで露出を決める場合は
- シャッタースピードは固定する(1/60または1/100)
- 絞りを最初に決める
- ISOとりあえず200で設定(手元で露出を一段減らす時に便利)
- スピードライトをとりあえず1/16とかで発光して段々と調整していく
こんな感じで設定しています。
それとスピードライトはフル発光を連発すると壊れやすいのと、リサイクルタイムが長いのでできるだけ1/2以下で設定すると良いでしょう。
最近のカメラはISO感度を上げてもそこそこ使えるので光量が足りない場合はISO感度をあげちゃいましょう。
まずは普通に撮影
今回はねこぺん日和のぺんちゃんのぬいぐるみで試し撮りをしてみました。まずは室内のシーリングライトで長時間露光をしてみました。
長時間露光をすればある程度の画像にはなりますが、色々と影などが気になりますね。
内蔵フラッシュで撮影
内蔵フラッシュだけでは光量が不足してしまいますね。もちろんISO感度を上げればもう少し明るい画像になります。
DF-400を直射
内蔵フラッシュより光量が上がっていますね。ただ正面から直射しているので被写体自体の露出は良いのですが周辺の光量が少ないのと少し立体感に欠けるように感じます。
天井バウンス
天井に当ててバウンスしてみました。結構特殊な方法ですがブライダルでは定番の技なのでスピードライトと言えば天バンみたいな感じはありますよね。
一度天井に当てているので周辺や全体的がふわっとした感じになっていますね。ぬいぐるみの雰囲気に合う感じです。
斜め上からスレーブを使って照射
ラジオスレーブは持っていないので今回はスレーブ機能を使ってカメラから離して使ってみました。内蔵フラッシュをフラッシュトリガーにして使ってみました。
こちらも直射なので全体が暗い感じはしますが、カメラに取り付けての直射にくらべ少し雰囲気が出てきてますね。
被写体の奥から半逆光気味にセット
先ほどとは反対に被写体の反対側から光らせてみました。半逆光みたいな感じで背景を白く被写体の色が出てますね。これはこれで雰囲気があっていい感じです。
2灯使ってみた
今度は先ほどの斜め上からと反対からのを2つ合わせてセットしてみました。ただセット中にぬいぐるみを倒してしまって少し角度が変わってしまいました。
手前の光量が少し少ない感じになってしまいましたが、影がまん中によっていますね。
バウンス+斜め上から
これは天井バウンスに追加で斜め上からフラッシュを焚いています。天井バウンスだけだと被写体が少し暗くなっていたのが手前から照射することで被写体が明るくなりました。
ただぬいぐるみのモフモフ感がすこし減ったようにも感じますね。
TTLいるの?いらないの?
ところでこの機種にはTTLって付いていません。価格コムや某掲示板ではTTLは必須くらいに言われていますね。
私自身もそれに釣られてTTL対応の純正スピードライトやNISSINのスピードライトを購入したのですが、最近になって露出にバラツキが気になり始めてからは基本的にマニュアルで使うようになりました。
最近はデジタルカメラで撮ったらすぐ確認できるので別にマニュアルで良いやって感じですね。
もちろんブライダルとか被写体の距離や場面がコロコロ変わる場合にはTTLもあると便利だとは思います。
まとめ
というわけで今回はPowerextraのDF-400を購入して使ってみました。普通に使う分には全然問題なく使えました。
光量も必要十分で価格も安いのでお手軽に多灯ライティングをするのにはかなり良いのではないでしょうか。
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