どうもこんにちはトコログです。
もう年の瀬ということで、完全に冬になりましたね。
寒いこの季節になると窓を締め切って暖房を使うんですが、どうしても気になるのが換気。
実はトコログ以前からCo2が集中力や睡眠に影響を与えるということ知り、co2モニターを買おうと思っていたのですが当時は2万円くらいしていたのでなかなか手が出せませんでした。
しかしコロナ以降は換気の需要が高まり換気の可視化をするために、Co2モニターを導入することが厚生労働省からも推奨されるようになりました。
おかげでCo2モニター(NDIRセンサー)も現在は5000円を切る価格帯でも買える!
ということでせっかくなので以前から欲しかったCO2モニターを導入することにしました。
そして実際に使ってみた感想としてはかなり良いです。まず思った以上にCO2濃度って上がりやすいってのを実感したのと、正しい換気の方法が身につくようになりました。やはりこういった目に見えて分かる指標があるのはとっても助かりますね。
今回は導入したsparoma PTH-8をレビューしていきたいと思います。
sparoma PTH-8 CO2モニター
今回購入したのがsparoma PTH-8となります。
実はこの形状のCO2モニターは多数あり、センサーにはNDIRセンサーを搭載し、精度も良いと評判だったので購入してみました。
しかも発売当初は1万円近い金額だったのが、トコログが購入した際には4,799円とかなりお買い得な価格でした。
sparoma PTH-8 CO2モニターのスペック
メーカー | Protech International Group Co., Ltd. |
---|---|
重量 | 145g |
サイズ | 83x83x32 mm |
バッテリー容量 | 2400mAh |
センサー | NDIRセンサー |
CO2濃度測定範囲 | 400 – 5000 PPM |
CO2測定精度 | 1PPM |
温度測点範囲 | -10℃〜40℃ |
湿度測定範囲 | 20%〜80% |
アプリ | TuyaSmart |
sparoma PTH-8 CO2モニターのレビュー
それでは早速sparoma PTH-8のレビューをしていきたいと思います。
まずこちらが箱になります。ちゃんと日本語の表記もあって安心感がありますね。
PTH-8の内容となります。
- PTH-8(本体)
- USBケーブル(Micro USB typeB)
- 説明書
シンプルな内容ですね。そして充電器本体は付属していないので別途用意したり、PCのUSBから電源を取る必要がありそうですね。
説明書はちゃんと日本語になっているので安心ですね。
アフターサービスカードもあり、公式サイトに登録すると保証期間を一年延長できるとのことです。
では早速本体を見ていきましょう
円形状の本体で見た目の雰囲気はいい感じですよね。デスク周りに置いても違和感ないです。
そして表示は真ん中に大きくCO2濃度が表示され右には顔マークがあり、現在の空気の状態が簡単に分かるようになっています。
本体上部はランプでLEDで空気の状態が分かるようになっています。
下には温度と湿度も表示があるので、室内の状況が一気に分かるのがポイントですね。
個人的には時計機能があればさらに良かったです。
背面にはMicroUSBの端子がありこちらから給電・充電しながら使用することができます。
個人的にはUSB-typeCが一般化してきた今となってはすこし残念ですが、用途的にはデスクで固定して使う場面が多いと思うのでそこまで気にしなくてもいいかなと思っています。
そしてちゃんと技適マークが付いているので日本国内でも問題なく使用することが可能です。
背面にスタンドがあるので、これを広げる事で立てて固定する事ができます。
ちなみに本体だけだとクルクル動いてしまうのでスタンドがないと立たせることができません。
背面にはボタンが2つあるので、このボタン2つで操作をします。
操作自体は単純ですぐに覚えられると思います。
操作内容 | 操作方法 |
---|---|
温度の単位を変更する(℃ / ℉) | Aを押す |
電源をオン/オフ | Aを長押し |
バックライトをオン/オフ | Bを押す |
ブザー機能をオン/オフ | Bを長押し |
Wi-Fiコネクションモードに入る | Bを2回押す |
手動校正 | 電源をオフの状態でABを長押し |
この用に操作はとっても単純で使いやすいです。
そしてTuyaSmartというアプリを使うとスマートフォンでモニターすることも可能です。
こちらの機能はWi-Fiコネクションで接続して使うので、クラウド経由で外出先から確認なんてこともできます。
そしてこの機能が意外と便利で一日のco2濃度をあとからチェックできたりするので、自分がちゃんと換気できたのかしっかりとチェックが可能だったりします。
しかしグラフは一時間単位なので、ざっくりわかれば良いという感じです。
他にもTuyaSmartに対応したスマート家電などをお持ちならPTH-8の数値をトリガーに色々と操作ができたりします。他にもIFTTTなどで換気システムと連動するようなシステムを作れば面白いかもしれませんね。
sparoma PTH-8 CO2モニターを使ってみた感想
ということで実際にsparoma PTH-8を使ってみました。
早速部屋に置いてみると800ppmとすこし換気したほうがいい感じの数値に。ちょうど出かける用事があったのでそのまま2時間ほど出かけたら450ppm近辺まで落ちきました。
さっそく窓を締め切ってみると数分で600ppm近辺まで上がってきました。人がいる環境の場合600以下にするのはかなり強い換気状態を維持しないと難しそうです。
その後一時間ほどで800ppm近い数字になっていたので、細かく換気をして800~600ppmを繰り返すようになりました。
次の日は試しに600ppmから2時間くらい換気せずにしてみたところ1200ppmに近い数字になりました。
厚生労働省の推奨する1000ppmが2時間もかからず超えてしまいました。ここで換気の重要性を再確認することに。その後は800~1000ppmになったら換気をするようにしました。
ただここで流石に毎時間換気するのが面倒になってきたので、窓の隙間を開けて長時間換気する方法に切り替えました。
こうすることで室温が一気に変化するのを抑えつつ換気の時間も長くなるので、相対的に一日の換気の回数を減らすことに成功。
方法としては
- 900~1000ppmになったら換気
- 換気する際は窓の両側を指1~2本分開けておく
- co2濃度が600ppm以下になるまで換気(大体30分くらい)
今まではこの一回の換気サイクルが約1時間くらいだったのが、1時間30分くらいまで伸びたので換気の回数が減らせていい感じです。
こんな感じで結構換気に対して色々と試行錯誤できるようになったのも、このco2モニターのおかげですね。
それでは実際に使ってみて良かったポイントや気になるポイントなどを紹介していきたいと思います。
気になるポイント
- 液晶が見えづらい場合がある
- 自動校正機能はない?
液晶が見えづらい場合がある
すこし気になったのがディスプレイです。
こちらは液晶方式だと思うのですが、一般的なデジタル時計のようなモノクロ表示ではなく、カラー方式なので暗い場所でもちゃんと見ることができます。
しかし逆に明かりが強い場合だと、スマートフォンの液晶みたいに表示が見えずらい場合があります。基本的に屋内であれば問題ないと思いますが、屋外で使う場合はすこし注意が必要かもしれません。
自動校正機能はない?
まだ長期間の使用をしてないので判断が難しいのですが、自動校正機能はない?ように感じました。
というのも一週間ほど使ってみると以前に比べて換気をしていないのにCO2濃度が上がらないなーって思ってました。
そこで試しに外にPTH-8を置いて校正を掛けてみることにしました。
すると校正前は600ppm前後だった数値が校正後は700ppmと約100ppmほどズレが発生していました。
ということでもしかして自動校正機能が無いのかな?って思ったりしました。
なので普段よりCo2濃度が低いと感じたら校正をかけるのをおすすめします。
良かったポイント
- 換気する習慣が身についた
- 自分の部屋にあった換気方法が見つかる
換気する習慣が身についた
個人的にすごい良いなと思ったのが換気の習慣が身についたことですね。
以前までは換気はした方が良いとは思いつつも、空気の状態なんて感覚でしか判断できないので、気が向いたら適当に換気していました。
そして気がついたのは思った以上にCo2濃度は上がりやすいです。
トコログの作業部屋は6畳で一日PCの前にいることがほとんどなのですが、換気してから1時間くらい立つと600ppmから800ppmくらいまですぐに上がってしまいます。
もしリモートワークで部屋に籠もってたりする場合は2時間も経てば1000を超えてしまいます。
でもそれってなかなか気がつきにくいです。特に作業に集中してるとついつい換気は忘れがち。
しかしPTH-8を導入して実際にCo2濃度をモニターしていると、適切なタイミングで換気ができるようになりました。
自分の部屋にあった換気方法が見つかる
意外と落とし穴なのが換気方法ですね。
よくインターネットで正しい換気の仕方などを調べると対角線上の窓を開けると書いてあります。
しかし対角線上に窓がない場合もあったり、窓の小さかったり、廊下とつながるドアもあったりと実は最適な方法は部屋ごとで違ったりします。
しかしCo2モニターがあればどうやれば効率よく換気ができるかチェックする事が可能です。
トコログは以前まで、ベランダ側の窓と対角線上にあるドアを開けて換気をしていたのですが、これでも一応co2濃度が下がりますが室温ががっつり下がってしまいます。
これよりもベランダ側の窓の両サイドを指1~2本程あけておくほうが室温が下がらず、しっかりと換気できることがわかりました。
こんな感じで最適な換気方法を探ることができるのも良いポイントですよね。
まとめ
今回はsparoma PTH-8のCO2モニターをレビューしてみました。
実際に使ってみてCo2濃度がしっかりと計測することができ、換気のタイミングや方法をしっかりと確立することができました。
意外とCo2濃度が高いだけで集中力が落ちたりするので、リモートワークなど自室で籠りがちの人などはCo2モニターを導入して空気の状態をモニターしておくと仕事が捗るかもしれませんね。
興味がある方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
スマホに連動しなくても良い方は東亜産業のCo2モニターもオススメ。精度高いと評判ですよ。
コメント