どうもみなさんこんにちは!どの世代の人にも子供の頃に流行ったおもちゃってありますよね。私が少年の時代はもうコロコロコミックが時代の先駆けといってもいいくらいの時代です。
そのコロコロコミックから大ブームになったモノがおおいです。私の家は男兄弟3人という家庭で、我が家の流行の先駆者は兄でした、そんな兄がハマったものは例外なく弟にも伝染して家計に結構なダメージを与えていたことでしょう…
まずそんな兄がまずハマったのがミニ四駆ですね、時代的にはレッツエンドゴー時代です。フルカウルのボディに小径タイヤというなんとも斬新なスタイルで世間を沸かせたとか!私が兄弟もドハマリして、家族総出で三重の鈴鹿サーキットまでミニ四駆大会を見に行った記憶があります。そのほかにもハイパーヨーヨーやビーダマンがすごい流行っていましたね。
そして大ヒットおもちゃが2017年にも登場したみたいです。
アメリカで大人気の「ハンドスピナー」日本でも大人気!
今やYouTuberに大々的にとりあげられ子どもたちに大人気のYouTuberが楽しくやっている姿をみて子供が欲しがらないわけがありません。そんなわけで今や子どもたちの間ではハンドスピナーは大ブームになったみたいです。
そんなハンドスピナーですが、沢山のメーカーからいろんな種類の物が出ています。そしてAmazonのハンドスピナーのランキングも日々すごい勢いで乱高下しています。
とりあえずAmazonで人気の奴を買ってみる
Amazonで一番人気(現在は5位)だったので上記のハンドスピナーを購入してみました。メーカーはBeyeahという多分中国の商品を輸入して販売してるバイヤー的な所かなと思っています。なんか丁度かったガラスフィルムもこのメーカーでした。さすがにガラスフィルムとハンドスピナーと畑が違う商品を作ることはそんなないんじゃないかと思います…
上記のガラスフィルムと同じメーカーですよね。ちなみにガラスフィルム自体は2枚入っててそれでいて900円とめちゃくちゃ安く、商品もちゃんとしていましたよ。そんなわけでとりあえずAmazonでこBayearの虹色の三枚羽タイプの物を注文。
とどいた商品は上の画像の箱に入って届きました。なんか普通の箱です、他のスピナーはアルミのしっかりした缶に入っていたりするみたいですよ。
届いた商品は虹色?水たまりに浮かぶ油のような色をしていますね。そして写真ではわかりづらいですが細かいキズがチラホラ…まぁ中華製品に細かいクオリティは期待しないようにしましょう。重さも結構感じますね、ハンドスピナーは重いほうが回りやすいと聞いたので良かったのかもしれません。
とりあえず回してみる!
とりあえず回してみましょう。ついでに時間も一緒に測定してみます。
回してみるとこの虹色がいい感じに反射してます。そして重みもあるので結構回りそうな予感です!
一分経過しましたところですが、若干のスピードダウンを感じますがまだまだ回転しています。まだまだ回りそう!
そして2分経過したところで止まりました。カメラアングルが違うのは回転していないと顔が写ってしまったからです、ご了承ください…そして結果は2分5秒!結構回る方なのでは?とりあえず私の個体はハズレではなさそうです!
ついでに脱脂も!
ハンドスピナーは回転部にベアリングを使用し、それを軸に2枚~3枚の羽をつけているといったものなので、ベアリングを回るようにイジってあげるだけでさらに回転しやすくなるのです。
ベアリング界では脱脂をするとさらに回るというのが常識になっております。ベアリングには本来グリスという粘土の高い油脂で錆びや金属の摩耗を抑えるために封入してあるのですが、これが抵抗になり長時間の回転を妨げてしまうので、グリスを除去したり、粘土の低いオイルなどに変更したりするのが脱脂という作業になります。
脱脂には石油系溶剤やアルコールなどを使用します。画像にあるようなプラモデルの塗装につかう薄め液や、無水エタノールなどが使えます。他にはジッポライター用のオイルなども有名ですね。他にはネイル用の除光液も使えると思います。
個人的に無水エタノールはスマホの画面やガラス面の清掃に使いまわしやすいのでおすすめです。
今回は無水エタノールを使って脱脂をしたいと思います。
とりあえず分解を!
ハンドスピナーの構造は割と簡単にできていて、中央の真鍮っぽいキャップをクルクルするとハズレました。
ネジ式のキャップなので取り外しても簡単に戻すこ事もできます。そして見てみるとさらにネジと真鍮の板でネジ止めされていますね、結構しっかりした作りとなっています。
そんなわけでネジも外していきます。かなり小さいネジで3点止めされています。ネジがかなり小さいので精密ドライバーが必要になります。
ネジを外せばベアリングと対面できます。かなり小さいサイズのベアリングであまり見たこと無いサイズでした。ベアリング交換も考えていたので、ノギスという計測器で測ってみるとサイズがかなりヘンテコな数字…このベアリングは実はインチサイズのベアリングでした。どおりで普通のベアリングサイズと比較しても似たサイズのが無いわけだ…
ちなみにサイズはR188という規格でNSKの製品ではR188ZZというのが丁度良さそうなサイズです。ちなみに実際に交換はしていないので交換する時はちゃんと調べたほうが良いかもしれません。ハンドスピナーでメジャーな608とは全然サイズが違うので注意しましょう。
ベアリングは本体からポロッと簡単に外れるのでベアリングを外すのはかなり簡単でした。しかし見た感じグリスは無さそうです…脱脂しなくても良さそうです。
とりあえず脱脂へ
画像の様な小瓶にエタノールとベアリングを入れます。今回は模型用の塗料をいれる瓶を使いましたが、ジャムのビンとかでもなんでも構いません。
こんな感じに入れたら後は、ビンをフリフリするだけでいいです。時間的には2~3分でいいと思います。ビンを振るとカラカラ音がしたり、ビンとの衝突が気になる方は割り箸やピンセットなどでジャブジャブするといいでしょう。
あとは取り出して乾かしましょう。アルコールなのですぐに乾きます。乾いたらこのままハンドスピナーにセットしてもいいのですが、注油しないとサビたり摩耗が激しくなるので、私は粘土が低いオイルを注油します。とりあえず壊れてもいいから高回転を!という方はそのままセットしちゃってください。
今回使うのはKATOのユニクリーンオイルです。これはミニ四駆のベアリングの脱脂後に使っていました。本来は鉄道模型のNゲージなどに使用するオイルみたいで鉄道模型会の大御所KATOが販売するオイルなので信頼性も抜群です!他には釣りのリール用のオイルなども良いみたいです。
これをほんの一滴だけ垂らしましょう。本当に少なすぎるくらいの量でいいです。多すぎると油脂が多すぎて転がり抵抗が増えてしまいます。それとベアリングの外回りにもしっかりとオイルを塗っておかないとサビができるので注意しましょう。
今回はついでにキャップの部分も交換します。このスピナーに付属していた真鍮のものは指が5円玉臭くなります…なので交換します。
300円の激安スピナーについていた物が丁度いいサイズと色でした。この部分単品での販売を見たことがないので指に臭いが付くのが気になる方は注意が必要です。
なかなかいい感じです!さて脱脂も終わったのでもう一度タイムを測ってみたいと思います。
さぁ脱脂の効果はあるのでしょうか…ベアリングを見た感じグリスはなかったので似たような結果になりそうです。
タイムはほぼ変わらず!というなんとも残念な結果になりましたが、これはベアリングにもよると思うので、全然回らないスピナーがあるなら一度試してみるといいかもしれませんね!
ハンドスピナーで遊んでみた感想
最初に話を聞いた時は、ただ回すだけのものでなんでこんなにも流行るのだろうと不思議に思ったのですが、動画などをみているとだんだん欲しくなってつい手を出してみたのですがなんとなく流行る理由もわかりました。
とりあえずあのベアリングが自分の指の弾きでクルクルと綺麗に回るのが結構クセになりました。こうコマが回っているのをつい眺めてしまうものに近い気がします。そしてコマと違って指の上で簡単に回せる手軽さがいいですね。それと手持ち無沙汰の時にこれをクルクルと回してるとなにかこう落ち着く感じもします。
小学生男子とか衝動性が激しい小さい子を落ち着かせるのには持ってこいかもしれませんね。多分私が子供にコレがあったら喜々として何回も回していたでしょうw
しかしなぜハンドスピナーはこうも沢山のメーカーから販売されアタリハズレの多い商品になってしまったのでしょうか?買う側としてはアタリなのかハズレなのかを吟味しながら買わなけばなりません。
実は特許が切れている!
なんとハンドスピナーはすで特許が切れているのです。まずこの商品ができた背景には重症筋無力症という障がいが関係しています。アメリカのフロリダ州にいた重症筋無力症の少女の母親が娘と遊ぶためのおもちゃとして開発したといわれていわれています。そしてその特許は2005年に失効したみたいです。
そしてその後回転時間や速度を伸ばす改良が進められて2016年アメリカで大ブレイクが起きたみたいです。そして特許も切れていてこれといった公式メーカーもなかったので沢山のメーカーから商品が発売されたみたいです。
つまりハンドスピナーは正規品とかそういったものは無いみたいですね。ヨーヨーやコマみたいなものですか。しかし日本のおもちゃメーカーはこのインターネット時代の速さについてこれずに、まだまだ商品化して販売している大手メーカーは無いみたいですね。
今後タカラトミーやバンダイなど大手から発売されないかと期待してしまいますね。ちなみにベアリングの大手メーカーのNSKが12分まわるハンドスピナーをおもちゃショーで発表していました。日本の工業業界はコマやら回転するものにやたらコダワリを持っているみたいで今後ハンドスピナーの回転時間競争が始まったりしたおもしろいですね。
とおもったらバンダイの子会社のメガハウスさんからフィンガースピナーという商品を発売していますね!少し気になるので機会があったら買ってみたいです。
というわけで今回はAmazonハンドスピナーを買って遊んでみたわけですが、結構楽しかったです。今後も流行りそうで日本のおもちゃ会社は日本の技術力を活かしてめちゃくちゃ回転するスピナーを作って欲しいですね!
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