どうもウイスキー大好きトコログです。
今回はニッカのハイエンドブレンデッドウイスキーのザ・ニッカ!
ザ・ニッカといえば、ザ・ブレンドオブニッカの後継として出てきたザ・ニッカ12年のリニューアル商品。
ザ・ニッカの前身でもあるザ・ニッカ12年が出てきた当時は、響12年の対抗馬が出てきたー!と興奮して酒屋さんに買いにいったのですが、発売当時はかなりの人気で全然買えなかったんですよね。
でもどうしても欲しくてなんとか高島屋の贈答品コーナーで見つけて買った記憶があります。
そんなザ・ニッカ12年も終売となり、ノンエイジとなってしまいました。
これもまた響と同じ流れですね。
しかも響はジャパニーズハーモニーというサブネームを付け、ザ・ニッカはテーラードとサブネームを付けてますね。
とはいえノンエイジになったとはいえ、飲んでみると12年とは全然別物!すごい美味しい!
なんていう最近のウイスキーって感じでめっちゃ美味しかったです!これはこれは普通に良いウイスキー!
という事で今回はそんなザ・ニッカをレビューしていきたいと思います。
NAになったのは残念だけど、どうなったのか楽しみ
THE NIKKA (ザ・ニッカ テーラード)
今回購入したのがザ・ニッカとなります。
今回はAmazonで買ったんですけど箱がありませんでした。残念。
そしてこのニッカにはテーラードというサブネーミングが施されています。
そのままの意味だと「仕立てる」とかそんな意味だとは思うのですが、どう仕立て上げられているのか楽しみですね。
しかし、このテーラードについては公式からの言及は特になく、ラベルに貼られているだけ。
公式サイトの商品名にテーラードの文字もないし、個人的ニッカ七不思議の1つです。
公式のテイスティングノート
香 り:フルーティーで華やかな香り。クッキーやビスケットを思わせる豊かなモルト香。
バニラやキャラメルのような甘い樽熟成香。味わい:スイートでしっかりとしたモルトのコクと、
カフェグレーンのやわらかな甘さが調和した伸びのある味わい。余 韻:カカオやドライフルーツ、メイプルシロップをかけたホットケーキのような甘く豊かな芳香が、ほのかなビターやスパイスを伴い、心地よく続く。
THE NIKKA|商品紹介|NIKKA WHISKY
ザ・ニッカの詳細
商品名 | ザ・ニッカ |
---|---|
メーカー | ニッカウヰスキー株式会社 |
アルコール度数 | 43% |
容量 | 700ml |
原材料 | モルト、グレーン |
原産国 | 日本 |
ザ・ニッカをレビュー
それでは早速ザ・ニッカをレビューしていきたいと思います。
まずはボトルから見ていきましょう。
ボトルのデザインは斜めに入ったカッティングがアシンメトリーでとってもカッコいい。
このカットラインは”重なり合う着物の衿もとをイメージ、複数のモルトとグレーンが重なり合って誕生したブレンデッドウイスキーであることを表現”とのこと。
なかなか奥深い意味を持って生まれたデザインのようです。
そしてキャップにはコルク栓が採用されています。この大きい木製のキャップはウイスキー樽を使用し、江戸彫りという伝統工芸技術を使っているとのこと。
ボトルの下部にはTailoredeと大きき書かれ、その下にはTailor-designed to Perfectionと入ってます。意味としては「完璧な仕立て」という意味でしょうか。めっちゃ自信のある言葉で、ついつい期待しちゃいますよね。
カットラインやコルクの江戸彫りなど、かなり日本らしさを表現しているのが伺えますね。
やはりニッカにとってこのザ・ニッカは相当気合の入った製品なんでしょうね。
こうしたボトルのデザインやキャップのデザインは面白みがって、贈答品などにも向いてそうです。
これで箱がザ・ニッカ12年みたいなカッコいい箱なら最高なんですんけどね。
※どうやらギフトボックスはカッコいい箱が付いてくるみたいです。ギフトボックスで買えば良かった!
ストレートで飲んでみる
それでは早速ストレートで頂きたいと思います。
色合いはキレイな褐色色のブラウンですね。
香りの第一印象はすごい果実感を感じました。宮城峡のフレッシュで酸味のあるフルーツ、しかもちょっとパイナップルなどすこし南国なニュアンスもあってニッカとしては少し珍しく感じます。
さらに樽の香ばしい香りが少し焼き菓子っぽい感じでとっても良い香り。
まるでシングルモルトを思わせる芳醇で華やかでとっても良い香りでした。
味わいは若干のスパイス感やクセのようなものを感じますが、全体的にマイルドかなり飲みやすい印象。
甘みやビターのバランスも良く、アクセントとなる渋みやモルトの苦味など複雑な味わいでとっても楽しいです。
最後はほどよいビターが残り心地の良い余韻を感じることができました。
このウイスキー美味しいです!
以前飲んだザ・ニッカ12年に関しては、もう少しパンチが強く飲みづらい印象でしたが、今回のザ・ニッカに関してはバランスが良くかなり飲みやすい印象です。
モルトウイスキーを個性を全面的に感じ、ニッカお得意のグレーンでまとめるって感じよりかはモルトの個性を引き出してる感じがとっても良いなって思いました。
あと現代っぽいさも感じて、スパイス感や南国っぽい香りなんかが、すごい今っぽい。富士山シグネイチャーやカバランなどNASでも評判の高いウイスキーに感じるニュアンスも持っていますね。
トワイスアップで飲んでみる
次はトワイスアップで飲んでみたいとおもます。
やはり加水をすることで香りがさらに華やかに。宮城峡ならではの華やかでフルーティーな香りが全体的に広がりとっても良い香りです。さらに樽の木質的な香りが爽やでとっても清々しい印象になりました。
味わいに関してもさらにマイルドで飲みやすいのですが、しっかりと味わいが残っていてほんのり感じるスパイスやビターもしっかりと残っっていてます。甘みはサラッとしたシロップのような優しい味わいでした。
個人的にはトワイスアップでもしっかりと味わいが残っていて、さらにマイルドで飲みやすくもなるのでかなりオススメの飲み方です。加水する量で性格もすこしづつ変わっていくので色々と試してみると面白いと思います。
ロックで飲んでみる
最後は氷をいれたロックをいただきました。
やはり氷を入れてしまうと、フルーティーな香りは損なわれてしまいますが、樽の香りが強調され、これはこれで面白い変化だと思います。
味わいに関してはビターが強調され、焼き菓子やチョコレートなどの雰囲気が強くなりますね。さらに甘さやビターなどニッカのグレーンががんばっている印象です。全体的なバランスは良くトワイスアップ同様に飲みやすくとっても美味しいです。
ロックもかなり美味しいので、夏場など暑い時期にも楽しめるウイスキーですね。
まとめ
という事で今回はザ・ニッカをレビューしてみました。
最初NASになったときは、また原酒不足かとすこしガッカリもしましたが、このザ・ニッカを飲んで考えがガラリと変わりました。
このザ・ニッカは12年とく比べると確かに、NASですがモルト原酒の個性を大きく出し、それでいてブレンデッドウイスキーならではのバランス感もあり、とっても良いウイスキーでした。
味わいも最近のトレンドをしっかりと取り入れ、早期熟成でも美味しいと言われるウイスキー通じるニュアンスを垣間見ることができました。
それでいて宮城峡やグレーンなどニッカのニュアンスもしっかりと残っており新しいニッカウイスキーが見えるようなお酒でした。
個人的にザ・ニッカめっちゃ好きです。もちろん12年のほうが好きって方も多いと思いますがNAで劣化したとは思わず、どう変化したのかを感じてみるのも楽しいかもしれませんよ。
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