2018年最初の買い物はAmazonベーシックのトラベル三脚兼一脚 アルミ 5段でした
元々は1万円くらいしていた三脚なのにとんでもない値下がりしていたので勢いで買ってしまいました。
そんなわけでAmazonベーシックのトラベル三脚を紹介したいと思います。
なぜか凄い値崩れを起こしたAmazonベーシックの三脚
年明けにAmazonで三脚を色々と見ていたのですが、ランキングにAmazonのトラベル三脚が登ってきていて、よく見てみると安かったのでチェックしてみました。
よく見てみると価格に比べ三脚の性能が良すぎるくらいだったのでAmazonの価格変動がわかるモノレートというサイトで価格の変動をチェックしてみました。
画像を見てみると一万円台の価格だったのが12月に入ってから滑らかに価格が下っていますね。
あまりの安さに勢いで購入してみましたが、届いた商品を見てみても3000円代のクオリティではないですね。
Amazonベーシック トラベル三脚兼一脚 HJ-285
今回購入した三脚はトラベル三脚というタイプの三脚で、軽量コンパクトというのを目的とした三脚なのですが、重さ2kgとトラベル三脚としては少し重いです。
もちろんトラベル三脚として使ってもいいですが、すこし重い(足だけで1.5kg、雲台込で2kg)ので普通の三脚として使おうと思っています。
トラベル三脚で人気のbefreeなんかと比べて脚経が太くて大きいですね。雰囲気的にbefreeと190の中間くらいのクラスだと思います。
Amazonベーシック トラベル三脚 HJ-285のスペック
製品型番 | HJ-285 |
段数 | 5段 |
脚ロック方式 | ナット式 |
素材 | アルミ |
全高 | 160cm |
縮長 | 51cm 40.5cm(畳んだ場合) |
耐荷重 | 8kg |
重量 | 1.99kg |
付属品に収納ケース、金属製石突、六角レンチ大・小2本が付いてきます。
スペック表を見てみると耐荷重が8kgと数字上ではかなりの耐荷重ですが、三脚の耐荷重は規格がないので参考にしない方が良いでしょう。
よく参考にするのが脚経ですが、説明書や販売ページに記載がないので、一応測ってみました。
足の太さを計測してみた
測定器には写真のノギスを使用して測っています。厳密な測定ではないので参考程度にしておいてください。
1段目最大経 | 約31mm |
1段目最小経 | 約28mm |
2段目 | 約25mm |
3段目 | 約22mm |
4段目 | 約19mm |
5段目 | 約16mm |
※1段目だけ最大と最小で差が合ったので記載しました。2段目以降は差が0.3mmもないので省略しました。
こうして見ると3mmずつ太さが減っているのがわかりますね。経の太さと重量を考えるとトラベル三脚では無くスタンダードや中型三脚と思って運用したほうが良いと思います。
外観をチェック
それでは三脚の外観をチェックしてみたいと思います。
入っていた箱はAmazonベーシックらしくFFPパッケージですね。
中身はこんな感じですね。
結構しっかりとした三脚ケースが付いてますね。それ以外にも調整用の六角レンチが付属しているのも結構ありがたいです。
三脚本体をチェック
これが三脚本体になります。
見た感じは今時の三脚って感じですね。
ロック形式はナットロックタイプ
三脚のロック形式はナットロックになります。写真のナットをクルクルと回すことでロックしたり解除することができます。
ロック形式は人によって好みがありますが、ナットロックはシンプルな機構で緩みにくい印象がありますね。
脚の段数は5段ある
今回の三脚は段数が5段あります、おかげで折りたたんだ場合に40cm近いサイズになります。飛行機の手荷物サイズにしっかりと収まりますね。
しかしその半面段数が増えると剛性が下がりやすく、ロック部分のパーツが増えたりと若干重くなります。
しかし使ってみた感じでは剛性に関してトラベル三脚より全然高いと感じました。
若干重いのが気になりますが……
石突きはスパイクにすることも
三脚と地面が接する部分を石突(いしづき)と言うみたいですが、この石突をスパイクタイプに変える事ができます。
ゴム製の石突はクルクルと回すと外れます。
あとは付属していた金属製の石突をはめて回すと装着することができます。
普段使う場面は少ないと思いますが、川や沢など不安定な場所で使うと安定していいと思います。
濡れている場所使う場合は一番下段の脚を伸ばすと関節部分が濡れなくていいですよ。
開閉角度は3段階
脚の開閉角は3段階に変更する事ができます。ロックする機構は単純で溝にロック部分をはめ込みます。
写真の様に指で押し込んではめ込むだけでロックできます。
ロックを解除する時は引っ張ると解除できます。
センターポールの底にはフックが付いている
センターポールの底にはフックが付いてます。
風が強い場合などにカメラバッグやコンビニで買った飲み物などを引っ掛けると三脚に安定感を持たせる事ができます。
ただセンターポールをしっかりと固定していないと下がってしまうのでそこはしっかりとチェックしておきましょう。
センターポールは22cm伸びる
センターポールは最大で22cm伸ばす事ができます。
脚と合わせて合計160cmとなるのでカメラを含めると170cm前後の身長で丁度いいアイレベルになります。
センターポールは写真のナットロックで締めたり緩めたりすることができます。
雲台はアルカスイス互換の自由雲台
雲台は写真の様なボール雲台になります。
可動箇所はボール部分とパン方向の2箇所が動くようになっています。
ボール部分のロックは大きいダイヤルを締めるとロックできます。
小さいほうのダイヤルはパン方向のロックができます。
360度のメモリがあるのでパノラマ撮影なんかにも使うことができます。
クイックシューはアルカスイス互換のものですね。
プレートのネジはコインとリングがついているので手で回すこともできます。
雲台横にある水準器で縦撮影の時に水平を確認できるようになってます。
普通に取る場合はクイックシューの下に水準器があります。
クイックシューを固定するダイヤルの反対側にあるプッシュピンは、押すとクランプ中央にある落下防止ピンが下がる仕組みになっています。
Amazonのレビューではこの雲台がかなり酷評されてますが、たしかにグリス沢山塗られていて更に硬いので動きがめちゃくちゃ渋いです。
一度クレ556なんかで一度グリスを取り除いて機械油などを注すといい感じになりました。
雲台のネジは3/8と1/4の両方に対応!
雲台のネジはパッと見ると3/8ネジですね。ただこの部分は外せるので外します。
外すと下側のネジが1/4ネジになっているので、ひっくり返して付けると1/4ネジの雲台が使えるようになります。
もちろんカメラを直接マウントすることもできます。
ローポジション撮影もできる
この三脚のセンターポールを外して逆に取り付ける事ができるので、ローポジションで撮影ができます。
ただカメラが逆さになるのであとで編集する必要はありますね。
やり方はまずセンターポールの底にあるフックの部分が止め具になっているのでクルクル回して外します。
次にセンターポールのロックを解除して引く抜くとセンターポールが外れます。
こんな感じでセンターポールが抜けるので、後は下から反対に挿れるだけですね。
こんな感じで雲台取り付け部分が逆に設置できます。
そのままだと危険なので止め具もしっかりと付けておきます。
これでローポジションからでも撮影できるようになりました。
一脚としても活躍
この三脚の脚の部分が外せるようになっているので一脚としても使えるようになっています。
使い方は簡単で三脚の一本にこんな感じロックマークが描かれている脚があるのでその脚を回すと外れます。
外すとネジが出てくるのですが、このネジが3/8ネジなので注意が必要です。セットしてある雲台が1/4ネジだと使えません。
あとは雲台を載せると完成です。
小さく畳む
普通の状態がこの状態です。
五段の三脚なのでそこそこ短いですが、これがさらに雲台分短くなります。
脚の開閉角のロックを解除して反対に脚を曲げることができます。
そうするとこんな感じコンパクトになります。
バッグも丁度のサイズで作ってあります。
まとめ
今回はAmazonベーシックのアルミ5段のトラベル三脚を購入して使ってみたのですが、正直3000円台の性能ではないですね。1万~2万円台のクオリティだと思います。
特に一番最初に購入するような安い3~5000円台の三脚とは全然違うので最初の一本にこれを選択するのはかなりアリな気がします。
重量もそこそこあって安いので2本買ってスライダーなんかに使ったりする場合にも良さそうですね。
コメント