冬に入ってからコーヒー消費量が増えているトコロです。
冬の寒さのおかげか毎日コーヒー豆をグラインダーで挽いているのですが、前回の掃除から結構な期間が経っているのでそろそろ掃除をした方がよさそうです。
というわけで今回はカリタのナイスカットを掃除してみたいと思います。
今回掃除するのはカリタのナイスカットミル
電動のコーヒーミルの定番といえばカリタナイスカットミルですね。かれこれ6年以上は使っていますが今まで一度も不具合なく動作しています。
安い電動ミルに比べると内部に貯まる粉の量は少なく、お手入れのしやすいナイスカットミルですが、それでも内部は結構粉が溜まっていくので1~3ヶ月に1回は掃除をしたいところです。
ちなみにナイスカットミルは廃版になり最近になってナイスカットGという新型に変わったみたいですね。
価格も従来のナイスカットミルに近い値段になってますね。
ちなみにナイスカットミルとナイスカットGは刃の形状や内部の構造は似ているのでお手入れの方法はほぼ一緒です。
用意するもの
- 歯ブラシ
- ハケ
- コイン
- 爪楊枝
基本的に使い終わった歯ブラシとコインがあれば問題ないのですが、ハケや爪楊枝があると便利です。
- 新聞紙
- 容器
さらに粉がアチコチに飛ぶので新聞紙を引いたり、なにか容器を下に敷くと後片付けが楽になります。
分解掃除をする
今回はとりあえずミル内部の部分を分解して掃除してみたいと思います。分解掃除といってもとっても簡単なので安心です。
それと掃除するまえにミルのコンセントは抜いておきましょう。万が一スイッチが入ると危険ですので注意してください。
刃を外す
まずはミルのダイヤル横に2つのネジがあるのでこれを外します。
用意したコインを溝にハメることで簡単に回すことができます。
コインが嫌な場合はマイナスドライバーを使用してもかまいません。
ネジを外すとダイヤル部分が簡単に外れるようになります。
ダイヤルの裏面にはベアリングが埋め込んでありますね。こちらも後で掃除しておきましょう。
次にダイヤル側の刃を外します。適当に引っ張ると簡単に外れます。
外した時に、ダイヤル側の刃の軸にスプリングが入ってます。
これを失うと挽き目を調整できなくなるのでわかりやすい場所に置いておきましょう。
内部の刃が現れてきました。
内部に残った粉や刃に付着した粉が劣化してとコーヒーに変な風味を与える場合があるので、コーヒーの味に違和感を覚えたら一度ミルの手入れをしてみるといいでしょう。
刃に付着した粉を取り除く
まずは歯ブラシで大きい粉を取っていきます。
詰まって固い場所は爪楊枝などで掻き出しましょう。
ネジの十字は結構詰まってしまいがちです。
残った細かい粉は刷毛を使うと綺麗に落とすことができます。
刷毛は専用の物が売られていますが、私はダイソーで適当に買った刷毛を使ってます。
次はもう片方の刃を綺麗にしていきます。
こちらの刃の先端にはバネが入っているのでなくさないようにしましょう。
こちらも歯ブラシと刷毛を使って綺麗にしていきます。
ナイスカットミルあるあるですが、エチオピアなどの小さい豆を使うと結構な頻度でここに詰まっていることがありますね。
これは爪楊枝などで押してやると簡単に外れます。
刷毛とブラシを使って綺麗になりました。
まだ微粉が残ったりしてますがこれ以上は難しいのである程度の妥協も必要だと思います。
ホントは水洗いでもしてスッキリさせたいのですが、洗剤などで洗うとコーヒーの油分が落ちて錆びやすくなったりするのであまりやらないほうがいいでしょう。
コーヒー都市伝説なんかでは、鉄製の製品はコーヒー油でコーティングすることで鉄臭さが抑えられるなんて話もあったりしますね。
元通りに組み直す
後は元通りに組み立てます。
まずは刃の先端の穴にスプリングをいれます。
この軸の部分に少し切り欠きがあるので、これを本体の軸受の部分に合わせるようにします。
この状態からさらにすこし奥に挿れることができます。
すこし回しながら入れるいい感じに入っていきます。
あとはダイヤルを戻してネジをしっかりとつければ完成です。
内部の掃除はこれで終了ですね。この掃除をするだけで結構コーヒーの味が変わったりするので気が向いたらやってみるといいでしょう。
ホッパーも洗ってみる
コーヒー豆を入れるホッパーもコーヒー油でけっこうベタベタになっているので、中性洗剤とぬるま湯なんかで洗って上げると綺麗になります。
ホッパー自体は簡単に外れますが、コーヒー油は結構頑固なのでがんばって掃除しましょう。
あとは本体全体を布巾などで拭いてあげるといいでしょう。
ついでに挽き目の位置調整をする。(ゼロ調整)
挽き目の位置調整とは?
ナイスカットミルのダイヤルは1~8まであると思いますが。長年使っていると1の位置がズレる可能性があります。
なので1の位置を本来の位置に戻します。ゼロ調整なんて言ったりするみたいです。
今回の方法はナイスカットミルの刃を痛める可能性があるので、それが気になる場合はやらないほうがいいでしょう。
やったとしても数年に1回とかの頻度で良いと思います。
まずはダイヤルを外す
ダイヤルのカバーは中央にネジがあるのでプラスドライバーで回す必要があります。
ドライバーでネジを緩めた後に一旦ダイヤルの挽き目を細挽きの1までぐるっと回します。
あとはネジを緩め外すとダイヤルのノッチがが出てきます。
この歯車みたいなのを回すことで挽き目を変えています。
電源を入れて調整
電源を入れると刃が回ります。この状態でノッチ(歯車)を時計回りに1段回します。
これで1より更に細かい挽き目にした事になります。購入したばかりの場合はこの段階で金属が擦れる音がします。
その場合はすぐに電源をオフにしましょう。金属同士が擦れるのは細かすぎるので反時計周りに1段階戻します。その位置が正しい挽き目1の状態です。
逆に異音がしない場合はまだ金属が擦れてないので、挽き目が粗くなっていた状態です。
なので異音がするまで回して異音がしたら電源を止めて一段、逆に回すことで位置の調整ができます。
私の場合は挽き目が1段階粗い状態になっていました。
あとはダイヤルを1の位置にセットして完了です。
この作業は刃と刃が一時的に擦れるため刃を痛める可能性があります。
メッシュの状態がそこまで気にならないのならそこまで調整する必要もないでしょう。
まとめ
ミルの清掃はやってみると結構簡単なので気が向いたらやってみてはどうでしょうか?
コーヒーの味にも影響を与える可能性があるので、少し味に違和感を感じた時も一度ミルを確認してみてもいいかもしれませんね。
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