珈琲の抽出法ってどうしていますか?
珈琲を淹れる方法としてポピュラーなのはペーパードリップではないでしょうか。
ただ少し前にフレンチプレスが流行ったり、エスプレッソマシンが人気だったりと家庭でも抽出方法が多様化していますね。
そしてこの抽出方法で結構話題になるのがコーヒーオイル。
そんなコーヒーオイルについて面白い動画を発見しました。
高橋ユウ太さんがコーヒーオイルの有無で飲み比べ!
フレンチプレスはコーヒーオイルがあるから味が違うなんて事を聞いた人も多いのではないでしょうか?
私もコーヒーオイルはコーヒーの味に影響すると思っていました。
しかしとある動画を見て少し衝撃を受けました。
この動画はコーヒー系YouTubeの高橋ユウ太さんの動画です。
コーヒーオイルの有無によって味の変化が無いという、情報から実際に実験して検証をしている動画です。
そして感想を聞く感じでは味に与える影響が少なそうに感じました。
この動画は私のコーヒーに対する価値観に結構な衝撃を与えました。
今まではコーヒーのオイルがダイレクトに抽出されるのが金属フィルターの良さだと思ってたのですから……そのオイルに意味がないとなると色々と話しが変わってきてしまいます。
そんなわけで自分で試してみることにしました。
実際にコーヒーオイルの有無で味が変わるのか検証!
という訳でトコログでもオイルの有無で味が変わるのかを試してみたいと思います。
企画のパクリみたいになって申し訳ないのですが、検証は多い方がほうが生きた情報になると思いますのでご了承して頂けると助かります。
検証の方法は高橋ユウ太さんの動画を参考に
それでは実際に検証をする訳ですが、検証の方法は高橋ユウ太さんの動画を参考にしたいと思います。
ただいくつかトコログが独自でアレンジなどもしています。
単純な流れは
- 挽いたコーヒー豆を浸漬法で抽出します。
- 茶こしで抽出液を取り出します。
- こした抽出液を3つに分けます。
- 1つ目は抽出液をそのまま容器に移します。
- 2つ目はペーパードリップを使用します。
- 3つ目はネルドリップを使用します。
準備した物
今回は浸漬法を使った後にドリップした道具は画像の物です。
- 金属製の茶こし
- ハリオの白いペーパー
- ハリオのネル
以上のアイテムで抽出の違いを試してみました。
まずはコーヒー豆微粉を取り除く
まずはコーヒー豆を挽きました。
ここで少し失敗したのは中挽きを使ってしまった点ですね。
粗挽きの方が微粉の発生を減らせるので、検証には粗挽きがいいと思いました。
水を使って微粉を取り除く
本来ならこんな事はしないのですが、検証という事で水を使って微粉を取り除きました。
方法は簡単で、目の粗い茶こしに挽いた豆を入れ、後は水道の流水で微粉を流します。
という訳でこれが水で微粉を取り除いたコーヒー豆です。
お湯を入れて浸漬法でコーヒーを抽出
微粉を取り除いたコーヒー豆にお湯を注いでコーヒーを抽出していきます。
今回は3分ほど浸けて起きました。
一度コーヒーを茶こしで濾す
今回は茶こしで抽出します。
フレンチプレスでも良いのですが、フレンチプレスを洗うのが苦手なので茶こし派です。
ちなみにこの金属製の茶こしは普通の茶こしより目が細かいので、茶こしドリップにおすすめですよ。
こんな感じで抽出されます。
抽出液は少し濁っていますが、微粉はほとんどありません。
?3種類の方法で分ける
という訳でこのコーヒーの抽出液を分けていきます。
1つ目はそのまま
一つ目はそのままコップに移します。
事前に水で微粉を取り除いたのとメッシュの細かい茶こしなので目に見える微粉をありませんね。
2つ目はペーパーで濾過
次はペーパーを使用して濾過します。流水で微粉を取り除いたのに、それでも若干の微粉が残っていますね。
それと同時にコーヒーオイルも取り除いていますね。
3つ目はネルで濾過
今回は比較用ということで新しいネルを用意しました。
コーヒーを通すと味に影響がありそうなのでお湯で20分ほど煮ました。
3つのコーヒーを比較してみた
右から金属メッシュ、中央がペーパー、左がネルになります。すこし失敗したのがネルだけ容器が違うので若干影響あるかもしれませんね。
見た目による違いは?
抽出液を見比べると金属メッシュだけ大きく違いますね。
ネルとペーパーの抽出液はどちらも澄んだ様に綺麗な液体です。
金属メッシュの場合は表面に油の様な物のが浮いており、液体全体も濁っている印象です。
ニオイによる違いは?
3つのコーヒーをそのままニオイをチェックしてみました。
そしてこの段階では大きな違いはなく、中深煎りの良くあるコーヒーの香りです。
口に含んでみる
今回は”ペーパー”→”金属メッシュ”→”ネル”の順番で試してみました。
そして感想ですが若干の違いを感じました。
舌触りが違うと感じた
まず一番感じたのは舌触りです。
まずペーパーで濾した方は水の様なスッキリとした舌触りでした。
金属メッシュの方はペーパーの様なスッキリとした感じはなく牛乳みたいなまろやかな舌触りを感じました。
簡単に言えば低脂肪牛乳と3.6牛乳の様な舌触りの違いを感じました。
ネルに関してはペーパーと似た印象でしたが、それでも若干ペーパーより柔らかい印象です。
苦味にも若干の違いが?
苦味にも若干の違いを感じましたが、これは先程の舌触りほどの大きな違いはないと思います。
ペーパーで濾した物は苦味に若干のトゲトゲしさを感じるのですが、金属メッシュでは幾分マイルドに感じます。
ネルに関しては金属メッシュと同じようにマイルドに感じました。
ただこれに関しては意識しないとわからないレベルです。
全体の印象は?
金属メッシュは全体的に苦味や舌触りに関してはマイルドで牛乳の様な滑らかさを感じました。
ペーパーに関してはスッキリとした印象でミネラルウォーターの様な清涼感が特徴だと思いました。
ネルに関してはペーパーや金属メッシュの中間という印象ですね。
そして酸味に関しては中深煎りの豆を使用したのでどれも似たような感じで違いは感じませんでした。
雑ですが表にまとめるとこんな感じです。
項目 | 金属 | ペーパー | ネル |
---|---|---|---|
見た目 | 濁りあり | 透き通っている | 透き通っている |
香り | 違いなし | 違いなし | 違いなし |
苦味 | マイルド | トゲを感じる | マイルド |
酸味 | 違いなし | 違いなし | 違いなし |
舌触り | 滑らか | スッキリ | やや滑らか |
検証結果は?
という訳でトコログの検証結果ではコーヒーオイルの有無による違いは若干あるという結果になりました。
特に舌触りに関しては結構違うのではないかと思いました。もちろん微粉の影響なんかもあると思います。
そして味に関して舌触りが含まれるのか?という問題もあるので一概に”味”に影響があるのかどうかは判断が難しいですね。
という訳でトコログ的にはコーヒーオイルは味覚に関しては大きな影響はないが、舌触りなどに違いがあるという感じになりました。
今回はこういった結果になりましたが、人によって感じ方など違うと思うので気になる方は一度試してみるといいと思います。
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