ついこの間に激安スピードライトを購入し、それで色々と遊んでいたせいでストロボ欲がふつふつと沸き上がっているトコログです。
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光りスレーブを利用して色々と楽しんでいたのですが、色々と不便な面がでてきました!
そこでついにラジオスレーブを導入することにしました。
という訳でGODOXのラジオスレーブに対応したTT600を買ったので、それについて紹介したいと思います。
※2本目も買いました!
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GODOXのTT600を購入!
今回購入したのはGODOXのTT600です。
TT600にはソニー用のシューと標準的なシューのモデルがありますが、今回は標準的なシューを選択しました。
カメラはソニーですが、ソニー用のシューにするメリットが無いので他メーカーでも使いやすいよう汎用シューにしました。(ソニーのストロボは他社カメラに付けれない)
なぜTT600なのか?
個人的に欲しかった機能はラジオスレーブに対応で、トランシーバー側から光量を調整できる物が欲しかったです。
あると良いなと思っていたのがハイスピードシンクロくらいでTTLに関しては特に必要性が無いので、その分安い物を探しました。
中国製ストロボのクオリティやコスパがすごい
Nissinなどの製品もラジオスレーブに対応していて純正に比べコスパが良く高機能で素晴らしいのです。
しかしYongnuoやGODOXにcactusのストロボはさらに低価格の商品が多いです、それでいてラジオスレーブにも対応していたりするんですから気になりますよね。
GODOXに至ってはHSS・TTLに対応する製品もあったりと純正顔負けの性能とか。
GODOXの製品群に心惹かれる
GODOX製のストロボ関連の商品は、国産の純正ストロボに比べ心惹かれる機能を持った製品が多いです。
まずこのV860IIはリチウムイオンバッテリーで稼働する製品です。
リチウムイオンバッテリーは11.1Vの4500mAhもあります。
しかもニコン・キャノン・ソニー用が用意されており、どれもTTLとハイスピードシンクロに対応でさらにラジオスレーブ機能も内蔵ととんでもスペックのストロボです。
AD200もかなり人気の製品で、200W相当のストロボと同じ光量を誇ります。
※結局AD200も買っちゃいました!
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これなんかは持ち運べる小型のモノブロックストロボですよ。
もちろんラジオスレーブ・TTL・HSSに対応です。
そんなわけでGODOXの攻めてる感に惚れてしまいました。
ライバルはYongnuo製のYN560 III
TT600の最大のライバルはYN560IIIではないでしょうか。
YN560IIIはYongnuoのラジオスレーブ機能に対応していて、スペック的にはTT600とほぼ互角です。
Amazonのランキングでも現時点ではYN560が2位なのに対してTT600は4位と接戦していますね。
価格もYN560が1000円安いのでYN560IIIでいいのでは?と思いもしましたが、TT600はラジオスレーブ利用時にハイスピードシンクロができるという利点があります。
それと先程のGODOXの製品群が優れているのもあってTT600にしました。
将来的にGODOXのモノブロックも買ってしまいそう。
400Wで一万円台てやばいですよ!
しかもラジオスレーブにも対応しているのでX1Tもそのまま使えるのも良いですね。
トランシーバー側はちゃんと技適マーク対応
今回一緒に購入したX1T-Sはしっかりと技適マークに対応しているので、安心して使うことができます。
ただTT600側は技適マークがないのでマスターとしては使えないので注意しましょう。スレーブ機能は問題なく使えます。
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TT600のスペック
製品名 | TT600 |
ガイドナンバー | GN60(m ISO 100) |
垂直回転角度 | -7°~90 |
水平回転角度 | 0~360 |
電源 | Ni-MH batteries (recommend) or 4 × LR6 alkaline batteries |
フル発光回数 | 約230回(2500mAhニッケル水素充電池) |
リサイクルタイム | 0.1~2.6(eneloop使用時) |
閃光時間 | 1/300s – 1/20000s |
色温度 | 5600K±200K |
ワイヤレス機能 | オフ、マスター、スレーブ対応 |
サイズ | 6.4 × 7.6 × 19cm |
重量 | 400グラム |
スペックは以上の様になっています。GN60の照射角は200mmです。
しかしTTLは無いですが、純正ストロボと比較してもかなり高スペックなストロボですね。
TT600の外観をチェック
それでは製品の方もしっかりと見ていきます。まずは箱です。
白い箱に入っていました。
- TT600のケース(本体入り)
- クリーニングクロス
- 説明書(中国語・英語)
- 保証書
箱の中身は以上の様になっています。
ストロボのケースの中にはTT600を自立させるスタンドと本体が入っていました。
スタンドには三脚ようのネジ穴が付いているので三脚に立てることができます。
本体正面です。赤いクリアパネルが大きいのが特徴的ですね。
正面の赤いクリアパネル内の上部に光スレーブのセンサーがあり、下側がAF補助光の光源となっています。
本体正面の下部には外部バッテリー用の端子がありますね。
本体の側面になります。ここには電池を入れる箇所になっています。
フタは下にスライドすることで開ける事ができます。電池は単3電池4本で稼働します。
一応本体に小さく+と-の印があるのですが、すごく見づらいのが難点です。
バッテリーが縦に4本入れる構造でフタの開け閉めがしやすのはうれしいです。
こちらが本体背面になります。
デジタル式でストロボの電源を入れることで設定ができるようになっています。
ボタンがラバーのグニグニボタンではなく、樹脂製でクリック感があるのがいい感じです。
本体側面になります。
こちらの側面はシンクロ端子になります。
真ん中にある端子はワイヤレスコントロールポートでxt16というフラッシュトリガーが使えるみたいです。
右にあるのは3.5mmのシンクロコードジャックになります。
本体発光部となります。
ワイドパネルとキャッチライトパネルもしっかりと内蔵されています。
背面パネルの操作方法
背面パネルのボタンは画像の様になっています。
マルチモードの設定
①MOODボタンではマニュアルモードとマルチ発光モードの切り替えができます。
マルチモードの設定はまずマルチモードに切り替え、⑦SETボタンを押すと2-50hzと書いてある部分が点滅するのでダイヤルを回して数値を変更できます。
数値については左側の数値が発行回数で右側の数値が1秒間に発光する回数です。
この場合だと0.02秒間隔で2回発光するという状態ですね。
ズームの設定
ズームの設定は②ZOOM/Fnを押すと右上のzoom24mmの部分が点滅するので、ダイヤルを回すと数値が変更されます。
AF補助光
AF補助光は③MF/Hのボタンを押すと赤いライトが点灯します。
テスト発光
④テスト発光ボタンを押すとストロボの設定されている数値で発光されます。
ここの赤いパイロットランプが光ると発光可能になります。
HSS(ハイスピードシンクロ)を設定
③MF/Hボタンを長押しすることでHSSモードにすることができます。
そうすると写真の赤丸の箇所にHSSのマークがでます。
ワイヤレスセレクトモードをでラジオスレーブに
ワイヤレスセレクトモードではラジオスレーブの機能を使うことができます。
①MOODボタンを長押しで、左下に電波マークが点滅します。
ダイヤルを回すとでマスター・スレーブと選択でき、無印の状態でラジオスレーブモードは解除できます。
マスター機能ははTT600自体から電波を飛ばしてしまいますので、日本国内ではスレーブだけの使用にしましょう。
グループとチャンネルを設定
グループは⑤Gr/CHボタンを押すとA~Eのグループに切り替わるのでX1TやX-proで使いたいグループに合わせます。
写真の様にX1TでグループAの設定を変えることでTT600側で変わります。
この機能を使えば複数のストロボの光量をX1T側で制御することができます。
チャンネルは⑤Gr/CHボタンを長押しするとCHが点滅するのでX1Tで使用するチャンネルに合わせます。
ファンクションの設定
ファンクション設定では光スレーブの設定やスリープ時間などが調整できます。
ZOOM/Fnボタンを長押しすることで設定画面がでます。SETボタン押すと項目が変わっていきます。
- SL:スリープの時間を設定できます。
- FC:AF補助光が光る時間を設定できます。
- bp:チャージ完了時にビープ音がなるか設定できます。
- bL:バックライトの点灯を設定。
- OS:光スレーブの設定ができます。S1は発光1回、S2は発光2回で発光します。
以上が基本的な操作方法になります。
TT600を使ってみた感想
という訳でTT600を使ってみた訳ですがめちゃくちゃ捗りますね!
ラジオスレーブの便利さビックリです!あと数台GODOXのストロボを買ってしまいそうで怖いです。
そんなわけで使ってみた感想をいくつか紹介したいと思います。
ラジオスレーブがめちゃくちゃ便利
実際に使ってみてるとラジオスレーブってめちゃくちゃ便利!
今までは光りスレーブを使っていたのですが、ソフトボックスを付けるとスレーブの反応が悪くなったり、マスター発光の光を入らない様に工夫するのも結構大変でした。
その辺の煩わしさから開放されました!最高です!
しかもTT600はレシーバーが内蔵されているので、わざわざレシーバーをホットシューに装着しなくてもいいです。
トランスミッター側から調整が可能
これが本当に便利で、ストロボを触る事なくトランスミッターのX1Tで発光量を調整することができました。
今までは一々ストロボを触りに動いてたり、めんどうでISO感度をイジって誤魔化す必要がなくなりました!
0.3EVの調整ができる
これが地味ありがたいです。
私が使用しているNissinのストロボでは1EVの単位なのですが、細かい露出の調整がストロボできるのはありがたいです。
絞りやシャッタースピードを細かく変えるのがあまり好きではないので。
説明書が英語と中国語のみなので注意!
最初に操作する上で少し困ったのが説明書が英語と中国語しかないので、なんとなくで読み解いていく必要がありました。
なので上の操作方法を記載したのですが、トコログの英語力はかなり低いのもしかしたら間違いがあるかもしれませんので、それも注意してください(ごめんなさい)
まとめ
そんなわけで初ラジオスレーブだったのですが、これは本当に買ってよかったです。
多灯ライティングがとても楽に効率よく運用できるので、多灯に興味あるかたは是非ともTT600を検討してみてはどうでしょうか?
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コメント
質問です。技適非対応の製品は受信側で使っても違法ではないですか?
受信側も情報をフィードバックするために発信をしていると思うのですが…。
受信機側も何かしら電波を発していてれば違法になると思います。
一応私が調べた限りではGODOXのラジオスレーブは一方通行の通信みたいなので大丈夫だろうと思っています。
しかし心配でしたら技適マーク対応のストロボ(V850II等)の方が安心できると思います。
とても有用な情報をありがとうございます!
まだ調べ始めたばかりで、選定がはかどりませんでしたが、
こちらの情報は私の知りたいことが細かく記されていて大変参考になりました。
TT600+X1T-Sの選定に大きな安心感を得ることができ、
とても感謝しています。
コメントありがとうございます!
この記事がストロボの選定のお役に少しでも立てたのならとても嬉しいです。
TT600+X1T-Sのセットはコスパも良くて良いシステムなのでおすすめですよ!
質問なのですが、TT600はa7m2本体に直接着けて(クリップオンで)使用できますか?
SONY用は壊れ易いみたいなので汎用品にしようかと。
すずまるさんコメントありがとうございます。
私自身はa7m2を持っていないので、実機での検証は未確認です。
なので私が持っているsony α6400での動作になりますが、本体に直接つけてシャッターを切るとストロボの発光が確認できました。
ただ純正ストロボみたいに撮影結果プレビューが反映されない(明るくならない)ので、その点も注意が必要かもしれません。
ありがとうございます。
とりあえず汎用品買ってみます。