どうもこんにちはトコログです。
最近は柿農家としても色々と活動しているのですが、柿農家はやっぱり儲かりません！
昔は良かったみたいなのですが、今は他の果菜類のほうが高収益を狙えると思いますよ。
とはいえトコログとしても、今までお世話になった柿農園をどうにか上手く活かしたい。ということで昨年から無人販売やフリマアプリなど色々な販売方法を始めています。
そこで今年はちょっとステップアップしてメルカリでもメルカリショップを始めて、もう少しECサイト的な要素に踏み込んでいきました。
なぜメルカリショップなのか？
色々とECサイトを始めるにあたって現在は沢山のサービスがあります。
- BASE
- STORES
- 食べチョク
- ポケットマルシェ
- メルカリShops
まずこの中でBASEとSTORESは感覚的に自社のECサイトを作るという感覚に近いですね。イメージとしては土地や建物をBASEなどに借りて、そこでお店を営業するって感じですね。
食べチョク、ポケットマルシェ、メルカリShopsなどはそれぞれのプラットフォームにお店を出すという方式。食べチョクやポケットマルシェは道の駅やJAなどが行っている直売所に近いですね。大きな直売所があって沢山の農家さんがそこで販売する。
メルカリShopsも大きなフリマ会場でお店を出店しているみたいな雰囲気です。
ではなぜこの中でメルカリShopsを選んだかというと、一番の理由は集客力です。
まず柿の販売という点から期間が短く長い時間を掛けて集客するのはなかなかに大変です。最初はBASEでオリジナルショップを開く考えをしていました。
しかしどう考えても初年度から結果を出すのは大変。
なので集客力があるプラットフォームを利用した方式を選ぶことにしました。
この中でメルカリShopsを選んだのは昨年からメルカリで販売していたのと、手軽に始めやすいという点ですね。
そして後々自社ECを作った場合でも、併用したりお客さんを引っ張ってこれたりするので、やって損は無いかなと思って選びました。
実際にメルカリShopsで販売してみた感想
それでは実際にメルカリShopsで柿の販売をしてみた感想を紹介したいと思います。
良かったポイント
- とにかく簡単に無料で始めることができる
- 最初からある程度の売上が見込める
- メルカリ便なら全国送料が一律で販売しやすい
- メルカリに比べ商品管理が楽
- ネット販売について学べる
とにかく簡単に始めることができる
メルカリShopsは他のプラットフォームに比べメルカリの延長線にあるようなサービスなのでとても気軽に始めることができました。しかも無料で他に費用も掛からないのでとりあえずって感じで始めやすいです。
登録自体も簡単で、情報を入力して2～3日で開設審査が終わるので、その後は普通にメルカリで出品するような感じ。
とっても簡単に販売することが可能です。
まずネット販売のやり方がよくわからないって人の入門にはとっても良いサービスだと思います。
最初からある程度の売上が見込める
メルカリプラットフォームを利用した販売になるので、適切な商品説明と価格を設定しておくだけである程度は勝手に売れてくれます。
ネット販売で宣伝もしてないのに売れるってめちゃくちゃすごい事です。それだけプラットフォームの力ってすごいんだなって思いました。
メルカリ便なら全国送料が一律で販売しやすい
メルカリShopsはメルカリ便という配送サービスを利用することができます。
そしてメルカリ便の配送料は、通常の送料よりも少し安く設定されており、しかも全国一律の料金なので商品の値段設定がとても簡単。
特に北海道や沖縄など、送料の設定などで悩む必要がないのは助かりますよね。
メルカリに比べ商品管理が楽
これはメルカリに比べてのメリットなのですが、商品の管理がとても楽になります。
メルカリの場合いちいち1点につき1出品する必要があるので、商品が売れる度に出品する必要があります。
これだと売り切れになってしまう可能性もありますし、なんといっても出品する手間が多いくて大変。
しかしメルカリShopsの場合は、在庫数を設定できるので都度出品する手間もなく在庫の管理もしやすいので助かりました。
ネット販売や商品作りについて学べる
一番のメリットはここにあると思います。一昔前はネット販売をするには自社でECサイトを立ち上げるか楽天のプラットフォームに出店するのが一般的でした。
しかしこれらは初期投資も知識もある程度必要で、低コストで少しづつ学ぶ環境がありませんでした。
なのでヤフオクを使って販売するくらいしか無かったんですよね。
それがメルカリShopsなら初期費用も掛からず、ある程度集客までしてくれるメルカリのプラットフォーム上で販売できるのでネット販売のノウハウを販売しながら覚えれるのがありがたいですね。
トコログも実際に在庫の管理、資材の管理、販売目安なども学ぶ事ができました。
他にも商品作りなどの勉強にもなります。
こうして経験は次のステップアップなどにも十分活かせると思いますので、自社ECで販売したいと思っている方も一度はプラットフォームを介した販売で勉強をするのもありだと思います。
気になったポイント
- ライバルが多く利益が出しづらい
- メルカリ便は大量発送に向いていない
- メルカリより売れない
ライバルが多く利益が出しづらい
メルカリShopsで販売した場合、必然的にメルカリ出品者と競争することになります。
となると必然的に価格競争が起こりますよね。
トコログは市場出荷よりも利益が出るよう価格設定をしていますが、趣味の家庭菜園でやってる方や利益を無視して破格の値段で販売してい方もいたりとメルカリの相場はなかなかにひどいです。
もちろん競合する農家の方もいたりするので、やはりある程度売るためには利益を削って価格を抑える必要がでてきます。
そうなると市場出荷よりも利益は出るが、手間を考えると割に合わないなんて事もあります。
この辺は資材費を抑える工夫をしたり、周りと差別化した商品を作るなど色々と試行錯誤する必要がでてくると思います。
メルカリ便は大量発送に向いていない
メルカリやメルカリShopsで販売を行っていて一番不便に感じるのが発送作業。
というのも配送料が安いメルカリ便を使いたいわけですが、メルカリ便の発送方法がとても不便。
1～数件程度ならQRコードで送り状をプリントしてくれる神サービスなのですが、これが10件とか超えだすと大変になります。
まずコンビニでは基本的に5件までしか対応できないという記載があるので、クロネコヤマトの営業所まで行く必要があります。
そしてヤマト営業所でも、大量のQRコードを読み込ませる必要があるわけですが、いちいちスマホで購入者ページを表示し、QRコードを読ませてはの繰り返しをする必要があります。
スクリーンショットを使ったりなどすることで少しは早くできますが、そもそもヤマトにおいてあるタブレットが混んでて使えなかったり、使えたとしても動作が早くないので1件プリントするのにも結構な時間がかかります。
しかもプリント後に発送するダンボールと伝票の照らし合わせなど、想像以上に手間がかかってしまいます。場合によっては平気で1時間くらいかかります。
なので大量の場合は集荷を利用するのがオススメです。これなら箱に番号を記載するだけなのでとても簡単。しかし集荷料に30円もかかります。
しかもこれはメルカリShopsの場合で、通常のメルカリの場合は100円します。基本的にメルカリとメルカリShopsは併用して使う場合が多いので、この集荷料がかなりネックになってきます。
なので大量に売れる見込みがある場合は、出荷のワークフローをしっかりと作って置かないと結構大変な目にあいます。
メルカリより売れない
残念なことにメルカリより売れない場合が多いです。
やはりメルカリで出品した方が一覧に出やすく、メルカリShopsよりも売れ行きが良いです。
でもさすがにメルカリで大量に販売するのは大変なので、メルカリShopsへの誘導をするようにします。
「メルカリShopsで購入の場合、100円割引となります。〇〇で検索してみてください。」
このようにしてメルカリからメルカリShopsへの方に誘導をかけます。これをすることである程度メルカリShopsで買ってもらえるパターンが増えました。しかしそれでもメルカリで売れてしまう場合も多々ありました。
なのでメルカリからメルカリShopsに移行する場合は、併用して上手く運用したいですね。
まとめ
ということで今回は柿農家がメルカリShopsで販売してみた感想を紹介してみました。
個人的にメルカリShopsでは沢山学べることが多くて、最初のステップにとても適しているサービスだと思いました。
しかし売れる数が増えたり、利益率を上げて行こうと思った場合は色々と足かせにもなる部分が多く、そこからは自社ECやBASEなど自分で開拓していく必要があるなと思いました。
今年はメルカリShopsだけでしたが、来年はBASEかECキューブで自社ECを作ってもう少しステップアップしていけたらなって思っています。
もし興味がある方は一度メルカリShopsを検討してみてはいかがでしょうか。
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