どうもウイスキー大好きトコログです。
今回レビューするのはローヤルです!サントリーの歴史ある有名な一本ですよね。
とはいえ、今は山崎・白州の二大シングルモルトにハイエンドブレンデッドウイスキーの響などが大活躍中。
ということでこのローヤルさんかつては高級ウイスキーとしてではなく2000~3000円台のミドルエンドモデルとしてラインナップされています。
しかも同価格はスコッチウイスキーの激戦区で正直ローヤルは冴えない印象があります。
とはいえサントリーのブレンデッドウイスキーの中では上から2番目に位置するウイスキー。
実際飲んでみると香りがサントリーらしい心地良い香りに、今の流行りとは違ったノスタルジックな味わいが楽しむことができましたよ。
ということで今回はサントリーのローヤルをレビューしていきたいと思います。
サントリー ウイスキー ローヤルスリム
今回購入したのが、サントリーウイスキーのローヤルスリムです。
ローヤルには昔ながらのボトルとスリムタイプのボトルがあるのですが、今回はスリムを選びました。
選んだ理由はスリムのほうが安かったってだけです。Amazonだとスリムが安いのでおすすめですよ。
1960年に作られた鳥井信治郎最後のボトル
サントリーローヤルは創業60周年を記念して販売されました。
そしてこのローヤルは創業者である鳥井信治郎が最後に作ったウイスキーで、発売の二年後に肺炎で亡くなったそうです。
このローヤルは長年のウイスキー造りで培った香り、味、色の黄金比を体現したとのこと。
そしてボトルには「酒」の「酉」に合わせた四角いボトルに鳥居に見立てた栓という、とってもユニークなデザインなボトルができました。
当時はオールド(当時は高級品)より上のクラスとして発売されたため、高嶺の花状態で富裕層の贈答品レベルだったらしい。現在はサントリーのブレンデットウイスキー2番めとしてがんばっています。
ローヤルの公式テイスティングノート
甘く華やかな香り、やわからかくなめらかな口当たりで、飲み飽きない繊細なブレンドが特長のウイスキーです。
Amazon.co.jp: サントリー ウイスキー ローヤルスリム [日本 660ml ]: 食品・飲料・お酒
公式サイトをみても、テイスティングノートらしきものが見当たりませんので、Amazonの商品紹介欄の文章を引用しました。
ローヤルの詳細情報
商品名 | サントリー ウイスキー ローヤル |
製造者 | サントリースピリッツ(株) |
アルコール度数 | 43% |
容量 | 660ml |
原材料 | モルト、グレーン |
原産国 | 日本 |
サントリー ウイスキー ローヤルスリム をレビュー
それでは早速レビューをしていきたいと思います。
まずはボトルですが、今回はスリムを購入したので至ってシンプルなボトルです。
少しシェイプの掛かったボトルの形状は高級感があって良いのではないでしょうか。ラベルがサントリーにしては珍しくすこしダサいのが気になりますが全体的に高級感も感じます。
個人的にはこの横に入っているスリット形状が結構お気に入りポイント。
キャップはスクリュータイプ。響きと少し似た形状をしていますね。
ストレートで飲んでみる
それでは早速ローヤルをストレートでいただきたいと思います。
まずは色合いですがすこし褐色よりで色濃くでている印象。
そして香りは、レーズンの様な甘くフルーティーで、樽の木質感やお香・お寺などのすこしオリエンタルな香りも楽しめました。
最近流行りのオークなどのバニラなど甘さを目一杯主張するタイプとは違い、クラシックで正統派なブレンデットウイスキーの香りですね。
そして味わいですがスパイス感、酸味、渋みなどが目立ち、すこし飲みづらい印象を受けました。
甘みもかなり控えめなので、なおさらそれらが目立ってしまうという感じですね。
余韻にも渋みやスパイス感が残るといった印象です。
ということで香りサントリーらしい複雑でとっても気持ちのいい香りなのですが、味わいがかなり刺激的なので舌が慣れるまではちょっと飲みづらい感じですね。
トワイスアップで飲んでみる
次はお水を加えトワイスアップでいただきました。
まず水を加えることで香りが、森林の爽やかな雰囲気が楽しめます。それと柑橘類の様なフレッシュさもありとっても心地よい香りになっています。まさにサントリーのウイスキーって感じで非常に良い香りだと思います。
そして味わいは水を加えることで、とってもマイルドで驚くほど飲みやすくなりました。
サラッとしたライトな酸味にすこし顔を出してきた甘みと強めのビターがとってもいい感じ。
ただ甘みが抑えめなこともあり、かなりライトな印象で少し飲みごたえが薄い感じがしますね。
なので個人的にはウイスキーの割合を多めに加水するのがおすすめです。
ロックで飲んでみる
最後は氷を入れてロックで飲んでみたいと思います。
ロックにすると香りにまた違った変化がでてきました。
フルーティーや華やかな雰囲気はなくなり、樽など木質的な香りやお香などの香りが目立つようになりました。これはこれでとっても良い香りだと思います。
そして味わいですがマイルドで飲みやすい。
さらに甘みが増し、ビターが和らいでとっても甘みを感じるウイスキーになっています。
これは美味しい。
余韻も樽の香りの余韻が楽しめて、とても心地よく余韻に浸れます。
まさかロックがこんなに美味しくなるとは驚きでした。ストレートではあんなに飲みづらかったのにロックや水を加えることでこんなに飲みやすくなるとは。
確かに当時の日本人向けに作られたウイスキーと考えればかなり納得な味わいですね。
まとめ
ということで今回はサントリーウイスキーローヤルをレビューしてみましいた。
昔からあるウイスキーということで、今流行りのウイスキーとは全然違った味わいでしたがサントリーらしい心地の良い香りを楽しめる素敵な一本だと思います。
そしてロックが一番美味しいというのも、昔ながらのウイスキーって感じがすこしノスタルジックな日本を味わえるのも良いなと思いました。このウイスキーを飲みながら高度経済成長時代の日本の話しを聞いたりすると楽しいかもしれませんね。
ということで懐かしい日本のウイスキーを感じたいって方は、一度ローヤルをチェックしてみてはいかがでしょうか。ロックや加水すると飲みやすいのでおすすめですよ。
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