どうもこんにちトコログです。
みなさん使ってますか?ニッケル水素電池。
トコログはカメラのストロボの電源として日々大活躍しています。
他にも時計やリモコンなど家中エネループだらけです。
そんな大活躍なエネループですが、エネループって高い。
そこで安くて評判の良かったのがAmazonBasicの充電池。通称アマループなんて呼ばれてたりしますよね。
しかもアマループの日本産(現在は中国)でスペック的に旧エネループと同じってことで、これってもしや旧エネループなのでは?という噂もあり一時期すごい人気でした。
しかしこのアマループを使っていたのですが、ある日ストロボのチャージタイムを測ってみるとすごい遅い……しかもこのアマループだけ遅いんです。
ということもあって色々と調べてみるとアマループはストロボに向いてなかったってお話です。
AmazonBasicの電池はストロボのチャージタイムが遅い問題
実は先日TT350Sというストロボを買ったので、試しにチャージタイムをストップウォッチで測ってみると……チャージタイムがすごい遅かったんですよ。なんと約10秒。
ストロボのせいかなと思って別のストロボで試してみましたが、それでも遅い。
一応トコログはAmazonベーシックの電池を別の期間に買ったのがあるのでそちらで測ってみたのですが、その個体も遅い。
そこで現行のエネループ(第4世代)で計測してみるとなんと約3秒という高タイム!
旧エネループ(第3世代)で計測してみても普通に速いです。
動画機能で速度を測ってみる
ということで所持しているニッケル水素充電池でチャージタイムを計測してみることにしました。
ついでにIMPULSEとFUJITSUの充電池も買ってみました。
ちなみに全ての電池は満充電済みで、計測は60p(1秒間に60コマ撮影)で動画を撮影し、動画編集ソフト上で計測してみました。
撮影した動画はYouTubeにまとめてあるので参考にしてみてください。
ニッケル水素充電池 | 購入年 | チャージタイム |
Amazonベーシック | 2014年 | 9.780秒 |
Amazonベーシック | 2016年 | 6.285秒 |
エネループ第3世代 | 2012年 | 2.645秒 |
エネループ第4世代 | 2018年 | 3.105秒 |
IMPULSE(FDK) | 2020年 | 2.735秒 |
FUJITSU(FDK) | 2020年 | 2.630秒 |
そして以上のような結果になりました。
やはりAmazonBasicの電池だけ極端に遅いですね。それに比べエネループやFDK製造の電池はどれもチャージタイムが安定しています。
しかも2012年に買ったエネループ第3世代も高速なのがすごいですね。
ちなみIMPULSEとFUJITSU以外の電池は4本単位でローテーションしてストロボ用に運用していたので使用頻度はほぼ同じです。むしろ第三世代eneloopは昔から使っているのでさらに使用頻度が高いです。
ということで何故かAmazonBasicの電池だけチャージタイムが遅いというわかりました。
AmazonBasic(国産)モデルは性能的にはエネループ第一世代の更に特殊なモデルという噂があり、初期の内部抵抗が高い、寿命が短いという特徴があるみたいです(噂レベルですが)。
実際の感覚もチャージタイムが遅いですし、ストロボなど大電流を一気に扱うには少し向いていないという印象ですね。
ただこの旧アマループは国内生産(FDK)で、価格も安かったのでそれなりの価値は十分にあると思います。ストロボなど特殊な用途で無ければ全然実用的です。
今後はラジオスレーブのコマンダーとかリモコンで活躍して貰う予定です。
2019年から中国生産のニッケル水素充電池に
ということで古いAmazonBasicのニッケル水素電池はストロボには向いていないということが分かったと思うのですが、最新のAmazonBasicの電池はどうなんでしょうか。
トコログも気になって調べてみると……
中国生産になっていました……(´・ω・`)
しかも公称のスペックは前回の充電池と変わらずです。
以上のことからストロボに使うとしてはかなり微妙な充電池となってしまいました。
やはり国産(FDK)の充電池と比較すると、他の充電池とは技術的な差が高いです。
パナソニックのエボルタ(中国製造)ですらエネループには勝てない(繰り返し回数や内部抵抗の劣化具合)ので、容量を50mAh増やすという方向性にしたくらいですからね……
FDK製造じゃないAmazonBasicは正直微妙
そもそもAmazonベーシックのニッケル水素充電池が注目された背景には
こういった利点があって購入していたのに、中国製造になってしまってはエネループとは関わりのない別物の充電池になってしまいました。
しかも現在の価格は単3×4個で898円、単3×8個パックが1580円という値段です。
確かにエネループが異常に高騰している現状ではかなり安いですが、安いなら他にいい製品がいくつかあります。
エネループはFDKが製造している
実はFDKに三洋電気の三洋エナジートワイセルが譲渡されたという経緯があります。
といのもパナソニックの三洋電機の子会社化によって二次電池のシェア率が高くなるため独占禁止法に引っかかてしまうためFDKに譲渡されることになりました。
なので現在はFDKがエネループを製造し、パナソニックが販売するという方式をとっています。
そして国内で唯一のニッケル水素充電池を製造する会社となっています。
アマループの代わりに買うならIMPULSEかFUJITSU!
ということでAmazonベーシックの充電池を買う理由がなくなってしまいました。
あとトコログみたいにストロボを使うユーザーにとってはそもそも内部抵抗がネックとなります。
ということで結局はエネループ最強という結果になりそうなのですが……eneloopが異常高い!
Amazonで調べてみると4本で1500円以上するじゃないですか……
しかしFDK製造の充電池は他にもあります。
東芝製のIMPULSEとFUJITSUのニッケル水素充電池はeneloopと同じFDKで製造されています。
しかもスペック自体もeneloop第4世代と同等!。
チャージタイムを計測してみてもほぼ同じでめっちゃいい感じです。
Amazon Basic | エネループ | IMPULSE | FUJITSU | |
型番 | HR-3UTG-AMZN | BK-3MCC | TNH-3ME | HR-3UTC |
くり返し使用回数約 | 1000回 | 2100回 | 2100回 | 2100回 |
自然放電の抑制 | 記載なし | 90% | 90% | 90% |
製造国 | 中国 | 日本 | 日本 | 日本 |
価格(4本) | 898 円 (Amazon) | 1,539円 (Amazon) | 880円 (ビックカメラ) | 1,020円 (ビックカメラ) |
ということで特にIMPULSEがめっちゃお得ですよ。
国産&スペックがeneloopと同じなのに880円という価格。
トコログも実際に購入してチャージタイムを計測したらeneloopと同等の速度を出してくれました。
ちなみにビックカメラなら送料無料で購入できますよ。
もちろんFUJITSU製でも良いと思います。
デザイン的にはIMPULSEよりこっちのほうが好きって人は多いかもしれません。
ちなみにAmazonBasicも4本では898円とIMPULSEに負けますが8本セットなら1,580円と一番安く上がります。それでもスペック差や中国生産ってのを考えるとIMPULSEを買うほうが良いかなと個人的には思います。
まとめ
ということで今回はAmazonBasicの電池がストロボには向いていなかったというお話でした。
確かにチャージタイムが偶に遅いなーと思っていたのですが、まさかAmazonBasicの電池が原因だとは思いもしませんでした。そして改めてeneloopの凄さを実感しましたね。
それとIMPULSEとFUJITSU製もFDKということもあってすごい良かったです。特にIMPULSEは最安ということもあって買い足しをしようか一瞬悩んでしまいましたが、今の所充電池は足りているので必要になった時に再度検討してみたいと思います。
コメント
電池に負荷がかかった時(チャージ中)にどのくらいの電圧、電流が出ているかで完了までの時間が変わってくるはずなので、遅いということは表記と実際の出力に差が出ているのかもしれませんね。