どうもウイスキー大好きトコログです。
今回はボウモアを買ってみました。実はこのブログではアイラモルトを全然レビューしていなかったのです。ちなみにアイラが苦手とかではなく、むしろアイラモルトめっちゃ好きです。
というのもアイラってなかなか人には勧めにくいじゃないですか。
なのでいきなりアイラモルトばかり紹介するのもアレなんで今までは比較的飲みやすいウイスキーをチョイスしていたりしました。
でもそろそろレビュー記事も増えてきたので、アイラモルトのレビューのデビューをしても良いかな?って思ったので思い切ってレビューすることに。
そして今回は選んだのがボウモア12年。
ボウモアはトコログが初めて飲んだアイラモルトってこともあり、すこし思い入れがあるんですよね。
それにアイラモルトの中ではバランスも良く比較的飲みやすいウイスキーでもあるので、アイラレビューの最初の一本にはうってつけです。
そんなわけで今回はそんなボウモア12年をレビューしていきたいと思います。
久しぶりのボウモアなので楽しみ!
ボウモア12年
今回購入したのがボウモア12年。
ボウモアといえばアイラモルトの女王とも呼ばれています。
もちろんアイラ特有の癖は十分にありますが、他のヘビーピートなウイスキーと比べればスペイサイドの様な上品さやバランスの良さが特徴的。
おかげでアイラ初心者には飲みやすく、アイラを楽しむのにオススメの一本でもあります。
ちなみに今回は楽天にあるウイスキーライフという通販サイトで買ったのですが、税込3,049円とめっちゃ安かったのでオススメです。
コスパ良すぎ
ボウモアの特徴
海産物を含むアイラ島のピート
アイラモルトの最大の特徴はピート香といっても過言ではありません。
そのピート香に大きな影響を与えるのがピート(泥炭、草炭)。
アイラ島のピートはスコットランド本土のピートと大きく異なり、海藻類や貝殻など海産物が多く含まれています。なのでアイラ島のピートはかなり独特の癖や香りを持っています。
ボウモアはアイラ島に独自のピートホグ(採掘場)持っており、こだわりを持ってアイラ島のピートを利用しています。
伝統的なフロアモルティング
ボウモア蒸留所はアイラ島で最古の蒸留所であり、スコットランドでも古い歴史をもっています。
そしてボウモアは33%の製麦を自社で行っており、製法は近年では珍しいフロアモルティングを行っています。もちろん麦芽の乾燥工程ではピートを焚いています。
この伝統的なフロアモルティングを行っている蒸留所は近年ほとんどなく、モルトスター(専門業者)に発注する場合がほとんどです。
海抜0メートルにある、スコッチ最古の貯蔵庫No.1 Vaults
ボウモアのNo.1 Vaultsはとっても有名な貯蔵庫。スコッチ・モルトウイスキー貯蔵庫として最古の歴史を誇ります。
そしてこのNo.1 Vaultsはダイレクトに海に面しており、天候次第では波が貯蔵庫の壁を洗うほどです。
この環境が原酒の香りや味わいに大きな影響を与えているのでしょう。
公式のテイスティングノート
ドライなスモーキー感と柔らかなフルーティー感の調和が見事。飲みやすさのなかに、個性的な潮の香が感じられるボウモアを代表する逸品。
色 琥珀色
ボウモア製品解説 ボウモア サントリー
香り スモーキー・レモン・はちみつ
味 スモーキー・ダークチョコレートを想わせるあたたかみのあるコク
フィニッシュ 長くて繊細
ボウモア12年の詳細情報
商品名 | ボウモア 12年 |
---|---|
蒸留所 | ボウモア蒸留所 |
輸入代理店 | サントリーアライド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
原材料 | モルト |
原産国 | スコットランド |
ボウモア12年をレビュー
それでは早速ボウモア12をレビューしていきたいと思います。
まずコチラが箱とボトルになります。
ブラック、ゴールド、ホワイトのシンプルな色使い・デザインがカッコいいですよね。
箱もしっかりとしていてちょっとした贈り物にも良さそうな雰囲気あります。
ただウイスキー自体に結構癖があるので贈り物する場合は相手がウイスキー好きか、アイラ嫌いじゃないかを知っておく必要はありそうですね。
シンプル・イズ・ベスト
ストレートで飲んでみる
では早速ストレートで頂きたいと思います。
まず色ですがすこし赤みの掛かった琥珀色といった感じですね。
香りはいきなり煙っぽさがきますね。その後ヨードやほんのり柑橘類のような爽やかさも感じます。
すごい個人的な感想になりますが秋頃に田舎では柿畑などで落ち葉焚きをするんですが、夜に窓を開けていると夜風で漂ってくる焚き火の残り香に似てます。
味わいは若干のスパイス感、甘みがあり潮のしょっぱさも感じます。
バランスはかなり良くマイルドで飲みやすい印象。
余韻はスモーキー&ほんのり潮の香りが心地良いですね。
さすがアイラモルト。しっかりとピーティーですね。
しかしアイラの女王と言われるだけのこともあって、爽やかさもありマイルドでとっても飲みやすいです。ただアイラ大好きの人にとっては若干パンチ力不足を感じる可能性も。
久しぶりのボウモアはやっぱり美味しい
トワイスアップで飲んでみる
次はお水を加えてトワイスアップでいただきます。
まず加水することによってスモーキー、ヨードがマイルドに。そしてオレンジなど柑橘のフレッシュ感や華やかな感じが主張してきました。
味わいも癖が柔らかくさらに飲みやすくなりました。
甘さもチョコやはちみつなどとろっとした甘みやビターがするように。
余韻はほんのりビターとスモーキーが残っていい感じですね。
まるで焚き火の中でビターチョコを齧っているような気分になります!それに加水すると上品さも増してスペイサイドのような雰囲気を出してきます。
トワイスアップは華やかで飲みやすい
ロックで飲んでみる
最後は氷を入れてロックでいただきます。
まず氷を入れることで香りは全体的にヨードのツンとした香りが強くなりました。
味わいに関しても潮っぽさが強く、ほんのり和風だしのような雰囲気がしてますね。
そこにほんのりスモーキー感を感じます。
ロックはロックで海のシングルモルトを強く感じれて楽しいですね。
めっちゃ海を感じる
まとめ
ということで今回はボウモア12年をレビューしてみました。
やはりボウモアは美味しいですね!
アイラの特徴を存分に楽しめるのに飲みやすいとか最高すぎる。
特にアイラ飲み慣れてない人や苦手という人にとってはオススメの1本です。
他にもストレートとトワイスアップではガラリと雰囲気が変わるのが面白いですよね。
個人的にはストレートがオススメですが、アイラ苦手な人はトワイスアップがオススメです。
そしてコスパもめっちゃ良いんですよね。
シングルモルトの12年が約3,000円とかグレンフィディックとかと同レベルのコスパの良さですよ。
ということでボウモア12年に興味ある方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに最初は苦手でもいつの間にか沼にハマってる危険性もあるので注意です。
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