どうもこんにちはトコログです。
実はトコロ家では柿の栽培をしていて、富有柿を作って出荷しています。ということで実は冬の間はずっと柿の剪定など木の手入れをしていました。
その剪定で主役となるのが剪定バサミなのですが、トコログはずっと家にあった岡恒の剪定バサミを使っていた(これも普通に良い奴)のです。しかしやはり自分用のハサミが欲しいなと思ったので色々と探してみたんですよね。
やっぱり自分用のちゃんとした物を持つとそれだけでモチベーションや作業の楽しさが変わるので道具選びって大事ですね。
そして色々調べてみるとやっぱり定番の岡恒は評判が良くて、これが一番って人も大勢いました。
他にはアルスやフェルコなどが人気という印象ですね。
そこで色々と調べてみると最近はアンビルタイプ(受けがまな板みたいな奴)が結構人気みたいで、従来の剪定バサミと比べ軽い力で切れるのが特徴らしいです。
トコロ家の柿畑には200本近い柿の木があるので、正直めっちゃくちゃ握力使います。なので軽い力で切れるというのはかなり魅力的。とはいえアンビルを出しているフェルコやLOWE(ライオン)はかなり高額で値段で躊躇してしまいます。
そこでタイミング良くアルスコーポレーションからアンビルタイプの剪定バサミが発売されていました。
価格も4500円とフェルコと比べるとかなり手が出しやすい価格です。
ということで実際に購入して使ってみましたがこれは買って大正解でした。今まで使っていた岡恒よりも軽い力で太い枝がバツバツ切れるので非常に楽でした。これはすごい良い!
しかもグリップの形状も持ちやすくてかなり快適で剪定作業がすこし楽になりました。いやーこれに慣れるとアンビルしか使えなくなりそうです。
今回はそんなアルスのアンビル剪定鋏 VA-8Zをレビューしていきたいと思います。
アルスコーポレーション アンビル剪定鋏 VA-8Z
今回購入したのがアルスコーポレーション アンビル剪定鋏 VA-8Zとなります。
実はトコログの手のサイズが17cmと小さいので180mmサイズの方が使いやすくて良いのですが、やはり大量に太い枝を切るとなると200mmのサイズじゃないと厳しい。
ということで農家目線としてすこし大きめですが200mmのVA-8Zにしました。
でも手が小さい方はVA-7Zという180mmモデルの方が手に馴染んで良いと思いますよ。
アルスコーポレーション アンビル剪定鋏 VA-8Zのスペック
メーカー | アルスコーポレーション |
---|---|
型式 | VA-8Z |
サイズ(mm) | 205 mm |
刃長 | 47 mm |
質量 | 235 g |
切断目安 | 25 mm |
アルスコーポレーション アンビル剪定鋏 VA-8Zをレビュー
こちらが購入したアルスコーポレーション アンビル剪定鋏 VA-8Zです。
早速開封していきましょう。
この剪定バサミは普通にかっこいいですね。岡恒はあれはあれでレトロクラシックな雰囲気で良いですが、アルスのは現代的で工具っぽさもあってとても良い。
なんだか道具もプロ仕様の物は機能美があって所有する満足感がありますね。
実際に持ってみるとめちゃくちゃ良い。特に手のフィット感とかバネの反発感が優しくてかめちゃくちゃいいです。
他にも刃を広げるときも岡恒よりもパッと広げれてストレスが軽減されています。これは人間工学に基いてそうなデザインですね(フェルコのパクリ感はありますが…)。
刃はアンビルタイプで、従来の剪定バサミは切刃と受刃ですり合う様に切るのに対して、アンビルは受刃が包丁のまな板のような役割をするのでかなり分厚い形状となっています。
ロック機構は親指の位置にあり、片手で簡単にロックすることが可能です。
これは便利ですが岡恒に慣れていると、間違えて鋏の柄の部分を触ってしまうと思います。
今回はついでに専用の革ケースも購入しておきました。やはり専用なだけあり簡単に出し入れができて便利です。あと革なのでしっかりと手入れをしてあげれば長い期間しようできそうです。
とりあえず靴クリームを塗っておきましたが、今は時間がたっていい感じに焼けてきています。
実際に使ってみた感想
ということで実際に柿畑でたくさんの枝を剪定してきました。
写真をみても分かる通り柿は1年間でかなり枝増えるので落とす枝も多くて結構大変な作業です。
なので良くない剪定鋏で作業をするとめちゃくちゃ大変です。逆にいい剪定鋏を使うと作業の効率やちょとしたストレスが軽減されので非常に重要なアイテムとなってきます。
そして実際に使ってみると今まで使っていた岡恒より良かったです。正直ビックリするくらい良くて今ではお気に入りの一本となりました。
それでは実際に使ってみた乾燥をいくつか紹介したいと思います。
切れ味バツグン!太い枝も切りやすくなった
さすがアンビルタイプということでかなり切りやすくなりました。
細い枝に関しては対して違いはありませんが、枝が太くなるにつれてアンビルの方が力強く切ってくれます。
とはいえ過度な期待は厳禁で太すぎる枝は普通に切るのが大変です。間隔的には岡恒より0.5mmくらい太い枝でも切れる的な感じでしょうか。
それでも大量に剪定作業をしていると、この差が大きくてすごい良かったです。
グリップが持ちやすく、使っていたも疲れにくくなった
個人的にアルスのグリップ形状がかなり気に入りました。とにかく持ちやすくて広げやすいので剪定作業していて手の疲れが少なくなりました。
他にも岡恒は切った時にサクッとかパキッっと小気味良い音を出してくれて、切っていて楽しいのですが衝撃が結構きます。特に梅の木とか切るとめちゃくちゃ痛いです。
それに比べアンビルだとスッと入って音はかなり大人しい印象ですが、その分ソフトな感触で衝撃もマイルドになっています。
ということで長時間剪定作業をするって方にはかなりオススメです。
ロック機構にはなかなか慣れない(便利だけど)
ロック機構は片手で解除したりロックしたりと便利なはずなんですけどなかなか慣れませんでした。
特に岡恒を使っている人は、ついつい癖でグリップの下を左手で触ってしまいがちです。
とはいえ慣れの問題だと思うので、はやく慣れるようしたいと思います。
仕上がりはバイパスタイプの方がキレイ
切断能力が高いアンビルタイプですがどうしも切り口はすこし雑な感じになります。特に受け刃側の樹皮が少し残ったりします。
他にも受け刃が分厚いのでキワのギリギリまで攻めたいって時にはすこしやりづらいですね。
なので仕上がりを綺麗にしたいという方はアンビルタイプより岡恒などのバイパスタイプの方が良いと思います。
トコログの用途としては柿の剪定(見た目より効率重視)が主なので、切断能力の高いアンビルタイプの方が良いと思いました。
交換部品が豊富でメンテナンス性も良い
アルスコーポレーションの剪定バサミは交換部品が豊富にあり、取り外して交換することが可能です。
刃、グリップ、バネからネジまで殆どの部品がラインナップされているので、メンテナンス性がかなり良いと思います。
特に刃は消耗品で、研いだりするとある長く使えますが大きく欠けたり曲がったりしても、刃だけ交換してまた使えるってのは良いですね。
個人的にこういう良い道具を長く使えるような仕組みはとっても素敵だなと思いました。
まとめ
ということでアルスコーポレーション アンビル剪定鋏 VA-8Zをレビューしてみました。
やはりこういった良い道具を買うと作業性や効率が上がっていいですね。
あと個人的には良い道具を買うとモチベーションも上がりますので、今まで大変だと思っていた剪定作業もお気に入りのハサミが使えるって思うと少し楽しく剪定作業ができるようになりました。
もし果樹や庭木でも大量の剪定作業あるという方は一度アンビルタイプの剪定バサミをチェックしてみてはいかがでしょうか。
コメント