どうもこんにちはトコログです。
最近家庭菜園にハマって色々と作物を作ったりして楽しんでいます。
その中でも簡易的な水耕栽培は省スペースで簡単に室内でできるこという事もとっても楽しい。
そんな水耕栽培で重要になるのが肥料なわけですが、トコログが使用しているのは超定番のハイポニカ!とっても優秀で良い肥料なので、お家の水耕栽培で利用している人が多いのも納得。
しかしこのハイポニカ液体肥料にも欠点が存在します。
肥料の性能は問題なく、実際に使っていて作業面で手間と感じる場面が結構ありました。
というのもハイポニカは液体式でさらに2液を混合する方式なので、これが結構面倒くさい。
まず計量自体が1ccなので結構シビアで、計量カップ洗ったりとか手間が多い印象でした。
なので水耕栽培界でも人気の微粉ハイポネックスなら粉を入れるだけで簡単なのでは?と思ったので購入して使ってみることに。
余談ですが最初は実家の農園(いちご栽培)でも使っているOATハウスも考えましたが、話を聞いてみると専用の処方箋があって配合がかなり複雑なのでさらに面倒な感じがしたので早々にあきらめました。
そしてこの微粉ハイポネックスを使ってみましたが、めちゃくちゃ良いです。
とくに2Lペットボトルで液体肥料を作るのが簡単すぎてビックリ。ペットボトルを用意して専用の軽量スプーンですくってペットボトルに入れるだけ。
これは簡単すぎて個人的にお気に入り肥料となりました!今回はそんな微粉ハイポネックスをレビューしていきたいと思います。
微粉ハイポネックス 500g
今回購入したのはハイポネックスから出ている微粉ハイポネックス500gです。
Amazonで購入しましたが1100円とハイポニカの500mlと似たような値段ですね。
ただ肥料成分がハイポニカの場合は4-3.8-9.4なのに対して、6.5-6-19と成分が高く1000倍希釈でも十分効果を発揮できるためコストパフォーマンスは高いと思います。
そしてこの圧倒的カリ成分の高さが良いですね。カリは根っこを育てる成分なので常に根が水に使う水耕栽培や梅雨時期など根腐れが怖いという時にもオススメ(梅雨前から立派な根っこを育てる)ですね。
微粉ハイポネックスの成分
製品名 | 微粉ハイポネックス |
---|---|
販売元 | ハイポネックスジャパン |
N-P-K | 6.5-6-19 |
窒素全量 | 6.5 ・アンモニア性窒素 1.0 ・硝酸性窒素 5.0 |
可溶性リン酸 | 6 ・水溶性リン酸 5.0 |
水溶性カリ | 19.0 |
水溶性苦土 | 2.0 |
水溶線マンガン | 0.005 |
水溶性ホウ素 | 0.030 |
微粉ハイポネックスをレビュー
ということで早速微粉ハイポネックスをレビューしていきたいと思います。
500gの製品は四角い箱に入った状態となっています。
粉末タイプということもあり、ハイポニカと比べ箱が非常に小さくて収納しやすいのは嬉しいポイント。
箱の中には袋に入った粉末と、軽量スプーンが付属しています。
この袋にはジップがついていて、保存しやすいのですが最初に切る際にはハサミが無いと切れないので注意してください。
軽量スプーンは2gと1gが計れる様になっています。このスプーンのおかげでペットボトルで溶かすのが簡単になります。
ちなみにペットボトルの呑み口のサイズ的に1gしか入らないので、1gを2回入れるのが簡単で良い。
トコログは水耕栽培目的なので今回は1000倍希釈をして使っていますよ。
微粉ハイポネックスの希釈倍率や使い方は以下の通りとなっています。
植物 | 希釈倍率 | 使用感覚 |
草花、観葉植物、バラ、キク、野菜、花壇、 庭木、花木、果樹、芝生など。 | 500倍 | 1週間に1回 |
洋ラン、鉢花(シクラメン、プリムラ、ベゴニア、 シャコバサボテンなど)、球根、葉面散布、水耕栽培など | 1000倍 | 1週間に1回 |
東洋ラン、サボテン、エビネ、山野草、 カンノンチク、オモト、盆栽など | 2000倍 | 2週間に1回 |
そして実際にペットボトルに溶かしてみると薄っすら白く濁り、底の方には白い粉上の物が残っています。
これはリン酸成分とカルシウム成分で水に溶けない成分とのこと。リン酸成分6のうち5は水溶性なので残りの1がこの白い粉だと思います。
この白い粉は根っこに当たったり、微生物の働きによって吸収されるそうなので粉も一緒に撒いておくと良いと思います。
注意点としては蓮口のジョウロだと詰まる可能性があるのでその点は気をつけましょう。
ついでにEC値も計っておきました。使ったECメーターは安物なのでざっくりとした目安ですが、1000倍希釈(2Lに2g)で約EC1.5と水耕栽培には丁度いい感じです。
こちらはハイポニカの500倍希釈(2Lの水にA液4ccとB液4cc)です。
こちらのECは1.2と丁度いい感じですね。
微粉ハイポネックスが1000倍希釈で1.5なのに対して、ハイポニカは500倍希釈でこの数値なのでEC値で見た場合に微粉ハイポネックスの方がコスパがかなり良く感じます。
実際に使ってみた感想
ということで実際に微粉ハイポネックスを2周間ほど使用してみましたが、とってもいい感じです。
特にハイポニカの液肥を作る作業が面倒に感じている人はかなりストレスフリーになると思います。
他にも良い点や、気になっった点もいくつかあるので使ってみた感想をいくつか紹介したいと思います。
計量がとっても簡単
個人的に一番気に入ってるポイントが計量が簡単なとこですね。
今まで使っていたハイポニカは2液式なので付属の計量カップやスポイトで計ってから混ぜるのですが、これがなかなかシビアで面倒です。
しかも使ったあとに養分が固着しないように水でそそいだり、乾かしたりと手間や場所をとるので常々面倒だなって思っていました。
それに比べて微粉ハイポネックスは計量スプーンにすりきりで入れるだけと非常に簡単です。
後片付けもそのまま箱か袋に入れるだけなのでとっても便利。
カリが多いので根が丈夫によく育つ
微粉ハイポネックスの肥料成分が6.5-6-19とカリ成分突出しているのが目立ちます。
このカリ成分は根や茎を丈夫にする成分として有名。
病害虫や環境ストレスに対しても強くなると言われて、梅雨や夏や冬など生育不良になりやす場合に有効とも言われています。
ということでトコログは現在育てているメロンとスイカの苗に対して、この微粉ハイポネックスを肥料として使っています。メロンは梅雨や夏に病気を発症しやすいので効果に期待ですね。
水耕栽培用肥料としてコスパが良い
コスト面でも微粉ハイポネックスはハイポニカに比べて安くなっています。
肥料 | 微粉ハイポネックス | ハイポニカ |
値段(Amazon調べ) | 1,110円 | 1,081円 |
容量 | 500g | 500ml(AB液合計1L) |
肥料成分(N-P-K) | 6.5-6-19 | 4-3.8-9.4(AB液混合) |
希釈倍率 | 1000倍(水耕栽培時) | 500倍 |
液肥総容量 | 500L | 250L |
1L当たりの値段 | 2.22円 | 4.32円 |
液肥のEC値 | 約1.5 mS/cm | 約1.2 mS/cm |
ということで色々と比較してみるとハイポニカの方が微粉ハイポネックスより2倍近いコストがかかってしまいますね。
なのでコスト面を重視したいという人にとっても微粉ハイポネックスはかなりオススメです。
小さいので保管スペースに困らない
サイズが小さいのも嬉しいポイント。
今まで使っていたハイポニカは500mlボトルが2本と意外とスペースを取ります。
これが微粉ハイポネックスだと小さい箱で収まるので省スペースで保管することができます。
玄関先とかでもちょっとしたスペースにおいて置けるので、これも意外なメリットだと思います。
粉が溶け残る
微粉ハイポネックスはその名の通り粉なので、普通の液体肥料と比べると溶かすのにコツが必要です。
ペットボトルで溶かすのはシェイクするだけなので、簡単ですがジョウロだとちょっと面倒。
特に微粉ハイポネックス→水の順番でいれると結構溶け残るので、水→微粉ハイポネックスの順番で入れるのをおすすめします。それと最初は少量溶かしてから最後に水をいれるといい感じです。
それと不溶性のリン酸成分とカルシウム成分は溶けませんので気にせず土にかけてあげると良いでしょう。これは緩効性なのでゆっくりと効いてくれると思います。
まとめ
今回は微粉ハイポネックスをレビューしました。
前々から気になっていた肥料ですが、使ってみるととっても便利で個人的にはお気に入りの肥料となりました。
特に簡易水耕栽培用の肥料としては簡単で手軽に使えて、コストパフォーマンスも優れています。特にハイポニカの希釈と混合が手間に感じている人にとってオススメです。
他にもカリ分が多いので、梅雨、夏、冬の根腐れ対策のために使えたりと普通の肥料としても魅力が多いです。とりあず1箱持っておきたい肥料ですね。
ということで興味がある人は一度微粉ハイポネックスもチェックしてみてはいかがでしょうか。
コメント