どうもこんにちはトコログです。
実はひっそりと柿農家もやっているのですが、数年前から柿畑の一部で簡易的な無人販売を始めました。
これが予想外に好評でそれなりに売れておりとても嬉しいのです。
しかし無人販売所をやっていて困るのがお金のやりとり。
基本的に料金箱を設置してそこにお金を入れてもらう方式なのですが、これだとお客様が小銭を持っていないと支払いができないんですよね。
畑で作業をしているときはお釣りを渡すことができるのですが、やはり無人状態の時はセキュリティの面もあってなかなか難しい。
そこでキャッシュレス決済を導入できないかなと思って色々と調べてみるとPayPayが導入もしやすくて、良いかなと思って。思い切って申請してみました。
やってみると思った以上に簡単に導入することができたので、今回はpay pyaを導入してみた話を紹介したいと思います。
簡単にPayPayの加盟店登録は簡単
PayPayの加盟店登録はとても簡単です。
公式サイトにあるPayPay QRコード決済を導入するから、簡単に申請ができます。
申請に必要な物
そこで実際に必要な物は以下となります。
- 屋号
- 販売所の写真(内観、外観1枚ずつ)
- 身分証明書
- 銀行口座
- 電話番号(携帯でOK)
- メールアドレス
この6つがあれば大丈夫です。
屋号についてまだ決めてない、届け出を出してない方も多いと思いますが、別に届け出をわざわざ出す必要はありません(確定申告が必要になったら開業届を出しましょう)。
お店の名前をつければ簡単に申請できます。※有名なお店やブランド名を勝手につたりするとトラブルになるので気をつけましょう。
販売所の写真については外観、内観とありますが、正直無人販売なら内観も外観も一緒なので遠目からのアングルとお店に近いアングルの2枚で良いと思います。
身分証明書は以下の中から自分が持っているものを選択してください。私は運転免許証で提出しました。
・運転免許証
・在留カードおよび特別永住者証明書
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・パスポート(+住所確認書類※)
・各種健康保険証(+住所確認書類※)
PCやスマホ操作に不慣れな方は電話対応もある
基本的にPCやスマホで簡単に申請をすることができます。
しかしそういった機器に不慣れな方には電話で導入相談(通話料無料)がありますので、そちらから一度相談してみると良いでしょう。
無人販売所で実際に設置してみた
ということで実際にPayPayを申請したら、無事審査が通ったので畑にある無人販売所にPayPayを設置してみました。
この時はまだPayPayからキットが届いてなかったので、自分で印刷して設置しました。
注意したいのが、住所が畑になっている場合送られてきても住所不明で返送される場合があります。
実際に私も返送されてしまいましたので、審査が通ったら自宅の住所に送ってもらうよう連絡するのをオススメします。
1/3の人がPayPayを利用してくれている
実際にPayPayのQRコードを設置して1ヶ月ほど様子を見てました。
利用する人は大体1/3程度という印象で、個人的には思った以上に利用者数が多いなと感じました。
意外だったのが60代の方や年齢が高めの方でもPayPayを利用してくれる方がたくさんいました。逆に若い方でも現金で支払う人もいたので、意外と年齢層は幅が広いんだなって思いました。
無人販売でpaypayを導入して良いと思ったこと
個人的にPayPayを導入して良いなと感じた点を紹介したいと思います。
- 盗難リスクの軽減
- 機会損失の減少
- 手数料が安い
盗難リスクの軽減
まずは盗難リスクの軽減ですね。
無人販売をしているとどうしても直面する問題が盗難です。
商品を持っていかれてしまうこともありますが、さらに料金箱に入ったお金も盗難されてしまうリスクがあります。
しかしPayPayを導入することで、料金箱に残る現金は減ります。なので結果的に盗難リスクの軽減に繋がります。
またお客様自体も盗難されるんじゃないかと心配してくれる方がいまして、そのお客様はPayPay導入後安心して支払いができる言ってました。
機会損失の減少
無人販売所でお釣りがないので買うのを諦めるという場合が結構あります。
しかしPayPayであればお釣りを気にする必要がないので、小銭が無いから買えないという機会損失の減少に繋がります。
実際にお客様で現金持ってないけどPayPayのおかげで買うことができたっていう方が何人もいました。
手数料が安い
PayPayを利用するには決済時に手数料1.98%がかかります。
この約2%の決済手数料は他の決済手段と比べてもかなり安い部類に入ります。一般的なクレジットカードな3%に近い数字が設定されてる場合が多く、さらに専用の端末が必要となります。
しかしPayPayならQRコードを設置するだけで、かかる手数料も決済時の約2%と手が出しやすいのがポイントですね。
PayPayのデメリット
- 手数料がかかる
- 売上の管理がすこし複雑になる
手数料がかかる
一番のデメリットはやはり現金と比べ手数料がかかることですね。いくら手数料が他の決済サービスに比べお得とはいえ2%近い金額がかかるのは気になりますよね。
特に額が増えるほど、その手数料が結構な金額へとなります。
ただ最近は小銭を銀行に入金するのもかなりの手数料がかかるようになってきているので、それを考えると個人的にはメリットが上回る印象です。PayPayは銀行口座への振込は無料です。
もちろんすごい少額の場合で、簡単に使い切れるような額なら現金のほうがお得だと思います。
売上の管理がすこし複雑になる
やはり決済方法が増えると管理する作業は複雑になります。
1日の売上を把握するのに、まず現金の売上を数え、次にPayPayで売り上げた額を合算する必要があります。
今までは現金を数えるだけで、1日の売上が分かり、盗難があったかもすぐに確認できました。しかしPayPayを導入したおかげでスマホでPayPayの売上も確認する必要がでてきました。
とはいえスマホですぐ1日の売上を確認することができるので、個人的にはそこまで不便とは感じてません。
まとめ
ということでPayPayを柿の無人販売所に導入してみたでした。
個人的に導入して良かったなって感じてます。特にお釣りのないのは申し訳ないって気持ちが大きかったので、その障壁がすこし下がったと思うと嬉しいです。
他にも防犯面やお金の入金面でも便利で良いなと感じる部分が多かったです。
もし農家の方で無人販売所をやっているなら、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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