どうもウイスキー大好きトコログです。
ウイスキーと言えば有名なのが世界の5大ウイスキーですよね。世界的に有名な5つの有名な生産地でそれぞれに歴史、個性があり調べてみるととっても面白いです。
今回はそんな5大ウイスキーについてざっくりと簡単に紹介したいと思います。
世界の5大ウイスキーとは?
ウイスキーは様々な国や地域で作られていますが、その中でも有名な5つの生産地のウイスキーが「5大ウイスキー」と呼ばれています。
- スコットランド
- アイルランド
- アメリカ合衆国
- カナダ
- 日本
これらの国々では気候、製法なども違い、独自の個性を生まれ世界中のウイスキーファンに愛されています。
それぞれの生産地の特徴や違いなどを知っておく事で、自分の好みに合わせたウイスキーを見つける手助けになるでしょう。
スコッチウイスキー
スコッチウイスキーはウイスキーの王様。
スコットランドはアイルランドと並んでウイスキーの発祥の地とも呼ばれています。
ウイスキー消費量の6割を生産し、グレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドしたブレンデットウイスキーを世界に広めた立役者でもあります。
ちなみにスコットランドには100をも超える蒸留所が存在し、各蒸留所や地域によって個性的な原酒が作られています。
この豊富な個性的な原酒で作られるウイスキーの種類豊富差からも懐の深さがわかりますね。
近年ではシングルモルトウイスキーブームで個性豊かな原酒が多いスコッチは注目の的です。
ウイスキーの種類 | 原材料 | 蒸留方法 |
モルトウイスキー | モルト | 単式蒸留2回 |
グレーンウイスキー | 小麦、トウモロコシ、大麦 | 連続式 |
代表的なスコッチウイスキー
アイリッシュウイスキー
一時期はウイスキーの生産量世界一を誇ったアイリッシュウイスキー。
しかし気がつけばアメリカの禁酒法の影響やグレーンウイスキーの製造に出遅れて衰退の一途を辿ってしまったアイルランド。
気がつけば蒸留所の数が4つにまでに……
しかし近年のウイスキーブームに加え、アイリッシュウイスキーの伝統的なシングルポットスチルウイスキーが再評価され沢山の蒸留所が再稼働を迎えています。
オイリーで芳醇な穀物のフレーバーが世界のウイスキーファンを魅了。
ウイスキーの種類 | 原材料 | 蒸留方法 |
シングルポットスチルウイスキー | 大麦、大麦麦芽、オート麦、小麦、ライ麦など | 単式蒸留3回 |
モルトウイスキー | モルト | 単式蒸留3回 |
グレーンウイスキー | 小麦、トウモロコシ、大麦 | 連続式 |
代表的なアイリッシュウイスキー
アメリカンウイスキー
バーボンウイスキーをはじめ、ジャックダニエルなど世界でも有名なウイスキーの生産地。
最初はスコットランドやアイルランドの移民が独自にウイスキーを作り始め、アメリカ独立宣言の後に重税を掛けられウイスキー戦争が勃発。
当時は国外のケンタッキー州やテネシー州へ移動しその土地で取れるトウモロコシを使ってウイスキーが作られるようになりました。
そのおかげでスコットランドやアイルランドとは違う独特の進化を遂げ、バーボンウイスキーやジャックダニエルなどの有名な生産地に発展しました。
ウイスキーの種類 | 原材料 | 蒸留方法 |
バーボンウイスキー | トウモロコシ51%以上、ライ麦、小麦、大麦など | 連続式 |
テネシーウイスキー | トウモロコシ51%以上、ライ麦、小麦、大麦など | 連続式 |
コーンウイスキー | トウモロコシ80%以上、大麦など | 連続式 |
ライウイスキー | ライ麦51%以上、トウモロコシ、小麦、大麦など | 連続式 |
代表的なアメリカンウイスキー
カナディアンウイスキー
アメリカ独立宣言後、農民がケンタッキー州に移住した際、カナダに移住する農民もいました。それからカナダでも本格的にウイスキーが作られるようになりました。
そして禁酒法時代に突入し、アメリカではウイスキーの生産が激減してしまいました。かわりにカナディアンウイスキーが密輸され全米に広まります。
さらにカナディアンウイスキーはライトな味わいが特徴で、世界的なライトウイスキーブームにも乗っかり5大ウイスキーの生産地にまで上り詰めました。
カナディアンウイスキーは、ライ麦などを主原料にした風味の強いフレーバリングウイスキー、トウモロコシが主原料のマイルドなベースウイスキーのブレンデットウイスキー。
ウイスキーの種類 | 原材料 | 蒸留方法 |
フレーバリングウイスキー | ライ麦、小麦、 トウモロコシ、 大麦など | 連続式 |
ベースウイスキー | トウモロコシ、大麦など | 連続式 |
代表的なカナディアンウイスキー
ジャパニーズウイスキー
スコッチをお手本に作られたジャパニーズウイスキー。
5大ウイスキーの中では歴史も浅い、しかし近年その香りや味わいが認められ世界でも大人気のウイスキーに。
しかし本格的なウイスキーが作られる前は着色した模造ウイスキーが主流でした。
そんな当時にサントリーの鳥井信治郎が本格的なウイスキーを作りたいと山崎に蒸留所を建設、職人として本場スコットランドでウイスキー作りを学んだ竹鶴政孝(現ニッカウイスキー創設者)を迎え、本格的な国産ウイスキーが作られるようになりました。
そして世界的にジャパニーズウイスキーのクオリティが認められ、世界的なブームに加え、国内でもハイボールブームやウイスキーブームの影響で原酒不足により値段が高騰している。
日本のウイスキーはスコットランドをお手本にしならがも、独自の風土(湧き水や山の自然)から繊細で優雅なウイスキーと評判。
ウイスキーの種類 | 原材料 | 蒸留方法 |
モルトウイスキー | モルト | 単式蒸留2回 |
グレーンウイスキー | 小麦、トウモロコシ、大麦 | 連続式 |
まとめ
という事が今回は5大ウイスキーについて紹介してみました。
意外にウイスキーと言っても各地域で作り方や定義が全然違うのが面白いですね。
そのためそれぞれに個性があり、色々と試してみると違いを感じることができて楽しいです。
興味がある方は5大ウイスキーで飲み比べをしてみると楽しくて良いかもしれませんね。
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