スコッチウイスキーってなに?スコッチについて詳しく解説!

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どうもウイスキー大好きトコログです。
やはりウイスキーの王様と言えばスコッチウイスキー!
ウイスキー発祥の地の1つでもあり、世界にウイスキーを広めた偉大なウイスキーでもあります。

今回はそんなスコッチウイスキーについて色々と解説をしていきたいと思います。

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スコッチはスコットランドで作られたウイスキー

スコッチウイスキーはその名の通り、スコットランド(英)で作られたウイスキー。
蒸留所の数は100を超え生産量も世界トップクラスウイスキー大国です。

ブレンデットウイスキーブームからシングルモルトブームなどウイスキーブームの牽引役でもあり、スコッチなしにはウイスキーを語ることはできないほどです。

スコットランドでは2種類のウイスキーが作られている

さてそんなスコットランドでは主に2種類のウイスキーが作られています。
それはモルトウイスキーグレーンウイスキーです。

モルトウイスキー

スコットランドの伝統的なウイスキーと言えばこのモルトウイスキー
大麦麦芽のみを原料に製造され蒸留方法単式蒸留器で2回(3回)の蒸留を行う。

その結果、味わい風味ともに濃厚なウイスキーになります。他にも製造方法や気候や風土の影響なども現れやすく蒸留所の特徴を味わえるウイスキーです。

シングルモルトウイスキーとは?

シングルモルトウイスキーは同一の蒸留所で作られたモルトウイスキーのみでブレンドしたウイスキーです。これを2箇所以上の蒸留所のモルトウイスキーをブレンドしたものの場合はブレンデッド・モルトウイスキーと呼びます。
現在はシングルモルトウイスキーブームもあり、非常に人気の商品となっています。

グレーンウイスキー

グレーンウイスキー連続式蒸留器で蒸留されたウイスキー。
原材料は大麦トウモロコシなど様々な穀物(グレーン)が使われています。

特徴としては軽やかでマイルド、個性や癖が強いモルトウイスキーとブレンドすることで、とてもバランスの良いウイスキー(ブレンデットウイスキー)が作れるようになりました。

当初は重たく飲みづらいウイスキーでしたが、ブレンデットウイスキーの誕生によりウイスキーが評価され、世界に広まるキッカケの1つになりました。

スコッチウイスキーの歴史

スコッチウイスキーの歴史はウイスキーの歴史と言っても良いくらい密接につながっています。
このスコッチウイスキーの歴史を少し知っているだけでもウイスキーがより楽しめると思いますよ。

最初は無色透明だったウイスキー

最初に作られたウイスキーは今のような琥珀色をした液体では無く無色透明状態だったのです。
当時は熟成の技術がまだ無く、蒸留してすぐのいわゆるニューポットの状態で飲まれていました。

トコログも蒸留所でニューポットニューメイクを頂いた事がありますが、現在のウイスキーに比べ非常に癖が強く荒々しいウイスキーでした。

密造時代に熟成や様々な技術が確立

ウイスキーと言えば密造!ってくらいにウイスキーの歴史には密造と深い関わりがあります。
なぜウイスキーが密造されるようになったかと言えば、スコットランドがイングランドとの併合し、その際にウイスキーには重税が掛けられるようになりました。

その際に税金の安いシェリー樽に入れて憲兵の目を誤魔化したとか。そこから段々と樽で熟成させる技術が確立されていきました。

連続式蒸留機によるグレーンウイスキーの登場

蒸溜技術が発達にするにつれ、効率の良い連続式蒸留機が発明されました。

連続式蒸留機はその名の通り機械の中で連続して蒸溜が行われます。なので一回蒸留器を動かすだけでもアルコール度数90%前後と純度の高いアルコールが作られます。

結果として単式蒸留器ならでは風味や味わいが残らなくなりますが、逆に癖も無くクリアなお酒となります。

このウイスキーを樽で熟成させたものがグレーンウイスキーと呼ばれれ、とてもライトで飲みやすくモルトウイスキーとブレンドしたブレンデットウイスキーがその飲みやすさから世界中で飲まれるようになりました。

スコットランドの6大生産地

スコットランドのウイスキーを語る上で欠かせないのが6大生産地。

  • スペイサイド
  • ハイランド
  • キャンベルタウン
  • アイラ
  • アイランズ
  • ローランド

スコットランドの国内中でウイスキーの生産が盛んです。
同じ国内でも地域によって風土や気候も違い、様々な個性をもったウイスキーが作られています。

スコットランドには有名な6つの生産地があり、それぞれに特徴があるのでそれらを紹介したいと思います。

スペイサイド

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ハイランド地方の北東部にあるスペイ川流域にある地区スペイサイドと呼ぶ。
スコットランドの中で最もウイスキーの生産が盛ん蒸留所の数もスコットランドの半数を占めると言われている。

土地としては冷涼な気候湧き水豊富で自然環境が豊かなのでウイスキー作りに最適である。
ここで作られるウイスキーは世界的にも人気で、グレンフィディックザ・マッカラングレンリベットの蒸留器が有名。

ここで作られるウイスキーは華やかでバランスの取れたウイスキーが特徴的。

スペイサイドの代表銘柄

アイラ

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先程紹介したスペイサイドとは真逆とも言える個性を持つのがアイラモルト

アイラ島で海沿いに蒸留所があり、島全体からピートが採れるのでピートを強く炊く伝統がありました。おかげでりや味わいはとても特徴的で、ヘビースモーキーヨード香ピート香海を感じる塩っ気など非常に個性や癖が強い。

しかしその独特の味わいは熱狂的なウイスキーファンに好評でスペイサイドと並んで世界で人気を博している。

またその独特のスモーキーフレーバーはブレンデットウイスキーに個性を与えるのには欠かせない存在となっています。

アイラの代表銘柄

ハイランド

グレンモーレンジィ オリジナル 箱入り [ モルト ウイスキー イギリス 700ml ]

スコットランドの北の地域を占めるハイランド地方。スコットランドの1/3程の広さがあり、東西南北に広いので、他の地域に比べ個性はまばらです。

なので個性などは蒸留所に依存すると言っていいでしょう。
蒸留所もグレンモーレンジィ、ダルモア、グレンドロナックなど有名な蒸留所も多数存在します。

ハイランドの代表銘柄

アイランズ

Talisker タリスカー 10年 箱入り [ ウイスキー イギリス 700ml ]

アイラ島を除く島々はアイランズと呼ばれています。
アイラ島と同じく島なので島らしいウイスキーもありますが、逆に全く島っぽくないウイスキーもあります。なのでアイランズと一括にしても、それぞれの蒸留所によって個性が変わってきます。

アイランズの代表銘柄

キャンベルタウン

スプリングバンク 10年 46度 700ml [並行輸入品]

ハイランドの西方キンタイア半島の先頭にキャンベルタウンという町があります。
かつては西方で優良な港ということで、沢山の蒸留所があり、アイラモルト程ではありませんが、重たくピート香の効いたモルトが作られていました。

かつては竹鶴政孝もキャンベルタウンでウイスキーについて学んでいたと言われています。

しかしアメリカが禁酒法時代に入り正規の取引は激減し、質の悪いウイスキーを密輸してしまったため、キャンベルタウンの印象は悪くなり段々と蒸留所の数を減らしてしまいました。

キャンベルタウンの代表銘柄

ローランド

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スコットランドの南に位置する地域をローランドと呼ばれています。
ローランド地方にはエジンバラグラスゴーなどの主要都市がありイングランドに近いこともあり資本力があり、ローランド地方もウイスキー作りが栄えていました。

しかしイングランドに近い立地が影響し密造が難しく高い重税を支払う必要があり、モルトの質を落としていきました。
そしてハイランドモルトに対抗するため連続式蒸留機を導入し、現在はグレーンウイスキーの生産を中心に行っています。

少ないながらもモルトウイスキーを製造している蒸留所もあり、オーヘントッシャン、グレンキンチー、ブラドノックなどの蒸留所は3回蒸溜のライトモルトを生産している。

ローランドの代表銘柄

まとめ

という事で今回はスコッチウイスキーについて簡単に紹介してみました。

5大ウイスキーの中でも蒸留所の多さは群を抜いていて、それだけ多くの個性的なウイスキーが生産されています。近年のシングルモルトを楽しむのもスコッチは最高の選択肢ですね。

もちろん飲みやすブレンデットウイスキーも豊富でウイスキー初心者にもオススメです。

今回の参考資料

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ウイスキー
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トコロ

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