最近ゲーミングアイテムってよく聞きますよね。
ゲーミングキーボード・ゲーミングマウスゲーミングモニターなんかとても有名。
ゲーム以外のユーザでも仕事の効率化の為に使ったりとPCハードウェア界でも先進的なデバイスとして注目を浴びています。
そしてゲーミングアイテムはPCハードだけでなくゲームをする環境アイテムにまで進出してきました。
その代表がゲーミングチェアやゲーミングデスクです。
特にゲーミングチェアは長時間ゲームをするプロゲーマー向けの製品。
デスク仕事をする人からも好評のようです。
ゲーミングチェアってなに?
ところでゲーミングチェアとは一体どんなチェアの事をさすのでしょうか?
ゲーミングチェア自体の歴史は新しく、明確な定義はありません。
メーカーがゲーミングチェアと言えば、確かにそれはゲーミングチェアとなってしまいます。
しかしゲーミングチェアも沢山の製品が販売されいくつかの特徴が目立ちはじめました。
セミバケットシート風のデザインが主流
ゲーミングチェアの特徴の一つにセミバケットシート風のデザインになっています。
セミバケットシートとスポーツカーや競技車両に良く使われるシート。
ホールド性・座り心地の良さやデザイン性などから車好きの人に人気のシートですね。
そんなセミバケットシートのデザインや機能をチェアに取り入れたのがゲーミングチェアなのではないでしょうか。
日本でメジャーなゲーミングチェアブランドと言えば、DXRacerやAKRACINGです。
この2つのブランド名からもレースや車に関する名前が入っていたりと、車のシートが一つのコンセプトになっているみたいですね。
多機能・高機能なチェアが多い
同価格帯のオフィスチェアに比べて多機能で高機能なのがゲーミングチェアです。
一般的なオフィスチェアはロッキングや昇降程度は出来る物は多いです。
しかしアームレストが付いてなかったり、アームレスト自体に調整機能がなかったりと調整の範囲が狭い物が多いです。
それに比べゲーミングチェアはこれでもかという沢山の機能が搭載されています。
まずゲーミングチェアはプロ選手が長時間ゲームをプレイする事を考えて作られています。
それは競技の合間の休憩のしやすさなども考慮されています。
椅子自体はバケットシートデザインでヘッドレストがあるので頭を預けて休憩するのに最適です。
休憩時にはリクライニング機能もあるので背もたれを倒して、ゆっくりとリラックスすることができます。
ゲームに集中したい時は背もたれ前に倒し、前傾姿勢なることで集中力を高める事ができます。
さらにランバーサポートが背中や腰をサポートもしてくれます。
そしてもちろんアームレスト(肘掛け)も付いています。
オフィスチェアに良くあるついているだけの肘掛けとは違い、
上下に昇降して調整したり、ハイエンドモデルになれば上下左右を自由に調整ができるので、これで肘をサポートすることができます。
特にアームレストに腕を預けると、肩に掛かる力を低減させる事ができます。
普段から入力作業やマウス操作を沢山する人にとってもこのアームレストは非常にありがたい装備。
ゲーミングチェアと呼ばれる椅子には最低限この機能が付いていると思って良いと思います。
逆にこれらの機能がない椅子はなんちゃってゲーミングチェアを思っていいでしょう。
プロゲーマー(競技者)が使う椅子
ゲーミングチェアといえば、なんといってもプロのゲーマー(競技者)が使う椅子。
確かにオフィスチェアもオフィス仕事のプロが使う椅子ですが競技者が使う椅子ではありません。
しかしゲーミングチェアはゲーム競技者が本気でプレイする時に使う椅子です。
そのために色々な工夫や機能が満載で、それはオフィスや自宅で作業やリラックスするのにも適した椅子となりました。
ゲーミングチェアを選ぶ時のポイント
そんな訳で大人気のゲーミングチェアなんですが、ゲーミングチェアは椅子という事でで沢山のメーカーが適当に作って出したりしているケースもあったりします。
メーカーによっては酷い品質の商品があったりもしますので、しっかりと製品を見極めましょう。
商品の重量をチェック
日本で有名なゲーミングチェアと言えばDXRACERやAKRACINGです。
とりあえずこの2メーカーの製品を買っておけば問題ないのです。
しかし値段は他のメーカーに比べ若干高い。
という訳でベンチマークとしてこれらの製品を基準にして色々な商品を見てみましょう。
まず注目したいのは商品の重量です。
DXRACERのDXR-BKNというAmazonで一番売れているゲーミングチェアの重量は24Kgになります。
AKRACINGのPRO-Xシリーズは22Kgとなっています。
これらの製品は椅子がしっかりとしたフレームで作られており、座面に十分なウレタンフォームが入っているので大体20kg以上になる製品が多いです。
ただゲーミングチェアと称して、形だけ似せたチェア15~18kg程度と軽量になりがちなので製品の重量をしっかりと確認しておくだけでも有効です。
このタンスのゲンのゲーミングチェアは値段が1万円を切る激安ゲーミングチェアなのですが、重量は15kgと軽量。
そしてリクライニング機能やアームレストの調整ができなかったりとゲーミングチェアルックなオフィスチェアです。
価格からするとコスパは良いかもしれませんが、ちゃんとしたゲーミングチェアが欲しい人は注意が必要です。
Amazonのレビューでもリクライニング機能が無いのを知らずに買ってに後悔している人がいました。
そんなわけで製品の重量が一つの目安になります。
アームレストは昇降機能があるものを
なんちゃってゲーミングチェアにはアームレストが固定されてしまっている製品があります。
ゲームや仕事をする時にこの肘掛けをうまく利用することで、肩こりや腕の疲れに影響がでてきます。
そして邪魔と感じるなら下ろしたりすることで自由度が広がったりとします。
アームレストを下げれば机の下に収納する時も肘置きがぶつかりません。
という訳でゲーミングチェアの機能としてアームレストの動きは非常に重要になります。
特にハイエンドモデルになると3Dや4Dと幅広く調整ができゲームやPC作業に大きく影響を与えます。
最低でも昇降機能があるゲーミングチェアをチョイスしてください、できれば前後左右に動かせるのが理想的です。
個人的は上下の昇降だけの場合、ゲーミングチェアの幅が広いのもあってタイピングには向いていませんでした。
左右に動くとタイピングポジションがいい感じにセットできます。
前後に特に後ろに下げれると椅子を前にして机と体を近づけたりとポジションに自由度がかなり増すのでアームレストは可動方向が多いものがおすすめです。
ちなみにDXRacerのDXR-BKNは昇降のみでAKRACINGのPRO-Xは4Dアジャスタブルアームレストという動きまくるアームレストを使っています。
リクライニング・ロッキング・ランバーサポートは当たり前
ゲーミングチェアにとってリクライニング機能は必須機能と言えるでしょう。
疲れた時に休憩したり、集中する時は前傾にしたりと便利です。
そしてロッキングやランバーサポートに座面の昇降機能はゲーミングチェアとしては当たり前の機能です。
これらの機能が無い椅子はゲーミングチェアとは到底呼べないのでシロモノなのでご注意を。
リクライニングに関しては160°程度倒れるタイプと完全に180°倒れるタイプがあります。
180°倒れる機種はそのまま寝ることもできますが、寝る必要があるかは疑問符です。
もちろんあるに越した事はありませんが(徹夜で疲れたならベットや布団で寝るほうが効率的だとは思いますが)。
表面素材はPUレザーかファブリックが定番
ゲーミングチェアを選択する上で、結構悩むのが表面素材。
定番の素材としてPUレザー(合皮)やファブリック(布)があります。
どちらも一長一短で、傾向としてPUレザーはワンランク上のモデルに採用される場合が多く、高級感も相まってすこし高めの設定の商品が多いです。
ファブリックはコストパフォーマンに優れた商品が多いです。
ではどっちがいいのか?というとその辺りも難しく、PUレザーは高級感があり、それでいて掃除や手入れがしやすいというメリットがあります。
しかし通気性は良くないので夏場は蒸れやすいという特徴があります。
逆にファブリックはメッシュ状のポリエステル系の素材の布が多く、毛玉ができやすかったり汗や皮脂汚れなどが付着して吸収してしまうので汚れやすく手入れが面倒な場合が多いです。
しかし布なのでPUレザーにくらべ通気性が良く、夏場などに適していると言われています。
結局は好みの問題なので好きな方を選ぶと良いでしょう。個人的にはPUレザーが質感も良くて好きです。
オススメのゲーミングチェアランキング
という訳で大分前置きが長くなってしまいましたが、オススメのゲーミングチェアをランキング方式で紹介したいと思います。
1位 E-WINゲーミングチェア CP-BC5B
メーカー | E-WIN |
---|---|
重量 | 24.4kg |
サイズ | 背もたれ幅:53cm、奥行:58cm、背もたれ高さ:87cm |
アームレスト | 3D調整アームレスト |
リクライニング | 55°~155°(8段階) |
ランバーサポート | 着脱可能 |
ヘッドレスト | 着脱可能 |
ロッキング | 前10°、後10° |
座面高さ | 40~50cm |
表面素材 | PUレザー(ピンホール使用) |
キャスター | PU(ポリウレタン)製キャスター |
クッション材 | ポリウレタン(ウレタンフォーム) |
第1位はE-WINのゲーミングチェア CP-BC5B。
昨年ゲーミングチェアの中でもDXRACER のDXR-BKNとAmazonでランキング争いをしていたE-WINのCL-BR1Cの後継機、2018年モデルCP-BC5Bです。
あまり聞き慣れないメーカーですが、昨年CL-BG1CとCL-BG1CAがとても人気でかなり好評なゲーミングチェアでした。
今回の2018年モデルは3D調整アームレストが搭載、PUレザーに通気性を上げるためピンホール加工がされました。
3D調整アームレストは前後(7cm)、左右(10cm)、上下(7cm)の3方向に調整できます
ロッキングは前傾10°が可能になり、流行りの前傾ロッキングが可能です。
おかげで作業姿勢の自由度が高まりました。
PUレザー、3D調整アームレスト、前傾ロッキングとハイエンドモデルの機能が付いていながら26,900円は破格のコストパフォーマンと言っても良いのではないでしょうか。
3万円以下のAKRACINGやDXRacerのアームレストは昇降しかできないモデルばかりです。
E-WIN製品は品質自体も低価格帯の製品の中ではしっかりとしており、座面の後ろの処理や縫い目などもちゃんとして評判がいいのでE-WINかなりいいですよ!
2位 AKRACING ゲーミングチェア PRO-X
メーカー | AKRACING |
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重量 | 22 Kg |
サイズ | 背もたれ幅:55cm、奥行:55cm、背もたれ高さ:95cm |
アームレスト | 4Dアジャスタブルアームレスト |
リクライニング | 180° |
ランバーサポート | 着脱可能 |
ヘッドレスト | 着脱可能 |
ロッキング | 最大12段階 |
座面高さ | 32~39cm |
表面素材 | PUレザー(張地) |
キャスター | PU(ポリウレタン)製キャスター |
クッション材 | モールドウレタン |
第1位はAKRACING のゲーミングチェア PRO-X。
AKRACINGはテックウインドが代理店として日本で販売しています。テックウインドといえばPCパーツなんかも良く取り扱ってますね。
PRO-Xはゲーミングチェアの中でもかなり5万円前後とかなり高額製品です。
しかし4Dアジャスタブルアームレスト、PUレザー、180°リクライニングとゲーミングチェアの中でも沢山の機能を盛りだくさん。
座面の高さも32~39cmと低座面なので低身長の方にもおすすめです。
メーカーもAKRACINGという事で品質も安心です。
特に4Dアジャスタブルアームレストはとても評判でゲームをしたりPCで作業をする人から大人気です。
値段が少し高いのがネックですが、180°リクライニングできたりPUレザーと高級感もバッチリなので最高の物が欲しい人はPRO-Xを買っておけば問題ないです。
3位 Bauhutte プロシリーズ RS-950RR-BK
メーカー | Bauhutte |
---|---|
重量 | 24.4 Kg |
サイズ | 幅74×奥行67×高さ119cm |
アームレスト | 4Dアームレスト |
リクライニング | 最大135度 |
ランバーサポート | 着脱可能 |
ヘッドレスト | 着脱可能 |
ロッキング | ○ |
座面高さ | 38~45.5cm |
表面素材 | ファブリック(ポリエステル100%) |
キャスター | ナイロン(ロック機能付き) |
クッション材 | ウレタンフォーム |
第3位はBauhutteのゲーミングチェア プロシリーズRS-950RR-BK。
このゲーミングチェアの特徴は4Dアームレスト。
アームレストを前寄り、後ろ寄りに装着することができ、ポジション総数は42にもあります。
前後スライド7段、左右調整3段、無段階高さ調節(6cm)、前後取り付け2箇所。とアームレストが非常に高性能。
座面高さも38~45.5cmと低身長の日本人に合わせてあり、対象身長154cm~からと小柄の女性でも座りやすのではないでしょうか。
キャスターにはロック機能がついています。ワンタッチでオン・オフができるのでキャスターをロックして姿勢を固定することができます。
素材がファブリックですが価格が29,529円とDXRACERのDXR-BKNと同価格帯で4Dアームレストとコストパフォーマンスは高いと思います。
キャスターのロック機能や、日本人に合わせた低座面などバウヒュッテは、独自の機能性を追求しているのがとても印象的ですね。
4位 GTRACING ゲーミングチェア GT099レッド
メーカー | GTRACING |
---|---|
重量 | 24.18kg |
サイズ | 幅67.31×奥行57.15×高さ120.65cm~132.08cm |
アームレスト | 昇降・三段階 |
リクライニング | 最大165度 |
ランバーサポート | 着脱可能 |
ヘッドレスト | 着脱可能 |
ロッキング | ○ |
座面高さ | 42~50cm |
表面素材 | PUレザー |
キャスター | 記載なし |
クッション材 | ポリウレタン |
第4位はGTRACINGのゲーミングチェア GT099レッド。
AmazonではGT002の青色のモデルが人気がありますが、ほぼ同価格帯でこちらのモデルはアームレストが左右3段階に動かす事ができます。
上記のゲーミングチェアに比べると機能性は低いですが、1,8000円を切る価格でPUレザーというだけでもかなりコスパが高いのに、アームレストが左右に動くのは素晴らしいです。
レビューなどで若干ボトルやネジ穴に不具合があったりと細かい部分の品質に不安が残りますが、コストパフォーマンスは抜群と言えるでしょう。
5位 DXRACER ゲーミングチェア DXR-BKN
メーカー | DXRACER |
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重量 | 約23kg |
サイズ | 幅72 x 奥行72 x 高さ121~130 x 座面高43~52cm |
アームレスト | 昇降 |
リクライニング | 最大135度 |
ランバーサポート | 着脱可能 |
ヘッドレスト | 着脱可能 |
ロッキング | ○ |
座面高さ | 43~52cm |
表面素材 | ファブリック |
キャスター | ウレタン樹脂製5cmツインホイールキャスター |
クッション材 | ウレタンフォーム |
第5位はゲーミングチェア老舗のDXRACER ゲーミングチェア DXR-BKN。
DXRACER ゲーミングチェア DXR-BKNと言えば、Amazonのランキングで常に1位と知名度No.1のゲーミングチェアではないでしょうか。
あのはじめしゃちょーも動画で使用していました。それくらい有名なゲーミングチェアです。
少し古いので機能に関しては目新しさはなく、ゲーミングチェアのスタンダードモデルとして地位を確立していますね。
しかし最近は低価格でDXR-BKNよりも機能性のある製品が増えてきた事もあり今回は5位になりました。
ユーザー数や使用数などはダントツで多く、沢山のゲーマーが使用している事もあり安心感はあります。
とりあえず安定したゲーミングチェアが欲しい方におすすめです。
フローリングならチェアマットも買っておくと良いかも
という訳でオススメのゲーミングチェアをいくつか紹介したのですが、フローリングで使用する場合は一緒にチェアマットを一緒に買っておく事をおすすめします。
というのも最近のゲーミングチェアはウレタンキャスターで床に傷はつきにくくなっていますが、重量が20kgを超えるので結構負荷は掛かりますし、動いた時の音が気になったりします。
それを解決するためにフロアにマットを敷いておくと良いでしょう。
個人的にはこのズレないチェアマットがホントにズレないのでおすすめです。
レビュー記事も書いてるので参考までにどうぞ。
まとめ
今回はオススメのゲーミングチェアをいくつか紹介しました。
最近はゲーミングブームで多数のゲーミングチェアが出て何を買ったら良いか分かりづらいくなっているので、自分が欲しい機能や予算にに合わせて選択すると良いでしょう。
特に上記で紹介した5つのゲーミングチェアはどれもオススメです。気になった製品があれば一度検討してみてはいかがでしょうか?
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