どうもこんにちはトコログです。
冬は柿農家にとっても大事な剪定のお仕事ががあります。
この剪定作業をすることで木が健康に育ってくれます。逆に言えば剪定作業をサボってしまうといい状態を保つことが難しくです。
そんなわけで意外と重要な剪定作業なのですが、剪定作業をするにあたって必要な道具があります。
剪定バサミ、剪定ノコギリ、脚立のこの3つは必須アイテムです。
道具って良いものを使うほうが効率が上がったり、長持ちしたり、モチベーションの維持にも繋がるので最近はできるだけ良いものを使おうと心がけています。
そして剪定ばさみは去年新調して大変気にって使っていますので、今年はノコギリを新しくすることにしました。
ちなみに今使っているノコギリは21cmで細い枝ならこれで十分なのですが、少し太くなると息が切れてしまいます。しかも10年以上使われていたお古のノコギリなのでやっぱり自分のノコギリが欲しいです。
ということでもっと万能に立ち回れる24cmサイズのノコギリを買うことにしました。
そして今回選んだのがシルキーのゴム太郎です。今まではホームセンターで売ってる1000円台のでしたがせっかくということでめちゃくちゃ評判の良いゴム太郎にしました。
調べてみると植木屋さんなどプロの方も愛用している人が多いとか。値段は以前のものと比べるとかなりしますが替刃式でランニングコストとクオリティを考えるといい買い物な気もします。
そして実際に使ってみて切れ味がめちゃくちゃ良いです。もちろん以前のノコも十分切れますが新品なのもあって軽い力でガンガン削れていってくれます。これは良いものだ。
しかも鞘も優秀でローラー方式のロック機構がめちゃくちゃ良いです。
今回はそんなシルキーのゴム太郎についてレビューしていきたいと思います。
シルキー ゴム太郎 荒目 240mm
今回購入したのはシルキー ゴム太郎の荒目 240mmの物を選びました。
他にも細目、プロ剪定、根切、果実などのシリーズがあったり、サイズも210mmから240、270、300mm以上の製品もありますので自分の用途に合わせて選択できます。
ちなみにトコログは柿の剪定で使うので効率の良い荒目を選びました。果樹用でも良かったのですがAmazonでの価格が安かったのと効率重視で荒目を選んじゃいました。個人的には荒目でも全然問題なかったのですが、もっと軽い感じで切りたいという方には果実のほうがオススメですね。
そしてシルキーゴム太郎の特徴は以下のようになっています。
アサリなしの鏡面研磨効果
・アサリがないので切り口がキレイ。
未来目による縦横斜め切りが可能
・枝を切る際に幹に近い部分は繊維が入り組んでいる部分でも横挽き刃の間に縦挽き刃があるので抵抗なく切ることができます。
ゴムグリップ
・ゴムグリップのおかげで手袋、汗をかいていいても滑りくい。
鞘の入り口にローラーがある
・鞘の入り口にローラーを搭載することで、出し入れがスムーズになっています。
ベルトからワンタッチで脱着が可能
鞘の部分に脱着する機構があるので、ベルトを外さずに鞘を外すことが可能。休憩中などに外せるのが便利。
切断スピード
・刃が荒いので切断スピードが早い。型枠工によく使われるのはそれが理由みたいです。
シルキー ゴム太郎 荒目 240mmのスペック
| 製品 | ゴム太郎 荒目 210 本体 |
|---|---|
| サイズ | 410×110×40 （収納時）／ 375×90×20（使用時） |
| 刃渡り | 240mm |
| 目数 | 8枚目 |
| 切幅 | 1.3mm |
| 重量 | 320g |
| 素材・材質 | SK-4鋼、加硫合成ゴム |
シルキー ゴム太郎 荒目 240mmをレビュー
それではシルキー ゴム太郎 荒目 240mmをレビューしていきたいと思います。
こちらが購入した実際のゴム太郎です。
鞘に入ってる状態だと真っ黒で仕事道具って感じがしていいですね。
こちらがノコギリ本体です。普通のよくあるピストル形状。
グリップは黒いゴムグリップ製で滑りにくそうですね。
刃にはLOTナンバーまで詳細に書いてありますね。それと安心安全のMADE IN JAPAN。
刃先もしっかりと鋭くてかなり切れそうです。というか実際に切れました。
ちなみにすこし手袋に掠っただけでも手袋を貫通して手の甲に切り傷が出来るくらいには鋭かったです。なので取り扱いはしっかりとしないとダメですね。
鞘には特徴的な白いローラーがあるので、出し入れする際もスムーズにできて刃を傷める心配も少なそうです。
実際に使ってみるとこの鞘が本当に良くできてます。一般的な木の鞘タイプだと出し入れするうちに鞘が削れてのこぎり本体を落としやすくなるのですが、このローラーならそういった心配もなく刃がローラーの上を滑って入ってくれるので刃も削れずとっても扱いやすいです。
しかも押し込むだけでロックができるのありがたい。
今までの鞘は紐とボタンでぱちんと止めるタイプなのですが、これがよく外れる＆面倒なので付け忘れることが多かったのですが、ゴム太郎は押し込むだけで簡単にロックができてとっても便利。
そして鞘の裏側ですが、ベルトを通す穴が3箇所もあるので腰からぶら下げるのに最適です。とはいってもほとんど一番上の穴を使うとは思います。
でも足に固定したいなんて場合は2本のベルトで足に括り付けることができるみたいです。
そしてベルトに通した鞘を簡単に外せるようになっているのもポイントです。ノコギリを腰ベルトに通したまま座ったりすると長さがあるので意外と邪魔になるんですよね。
しかしこの脱着システムのおかげでベルトを外さずにノコギリだけ外すことができるので、休憩時などに非常に便利。
実際に使ってみた感想
ということで実際にゴム太郎を使って柿の剪定作業を行いました。
ということでまず普通の立ち枝を切ってみましたが、恐ろしい程の切れ味です。これはめちゃ良いノコギリですよー。
すこし太めの枝も切ってみましたがこれも難なく切ることができました。そして切った断面も荒目なのにかなりキレイに仕上がっている印象です。
そしてかなり太い枝も全然切ることができました。
とはいえさすがにこれだけの太さになるとレシプロソーかチェーンソーを使うほうが楽だとは思いますが、沢山切る必要がない人にとってはこれ一本でかなりの太さまで対応できそうです。
それでは実際に使ってみて良かったとこや気になったとこを紹介したいと思います。
良かったポイント
- とにかく速く良く切れる
- 鞘が機能的でとっても便利
- 刃だけ交換できる替刃式
とにかく速く良く切れる
ゴム太郎の荒目は本当に良く切れるので速く切ることができます。
特に大量の木を剪定する人にとっては、このスピードは効率アップにも繋がるのでとても良いと思います。
トコログは一応柿農家で結構な本数の柿の木を剪定するので、やはり速く切断できるのはとてもありがたいです。
鞘が機能的でとっても便利
ゴム太郎の鞘はベルトから脱着可能だったり、ローラーが付いていたりとかなり機能的。
特にローラーが非常に優秀で出し入れしても鞘が擦り減らず、それでいてスムーズに取り出せるのはとてもいい感じ。
さらにこのローラーのロックがとても便利でノコギリを腰からぶら下げて歩いているといつの間に落としちゃうんですが、かといってボタンと紐でパチっと止めるタイプは結構手間がかかります。
しかしこのローラーなら押し込むだけで、抜くときもすこし力を入れて引き抜けば良いので手間がかからずとっても便利。
しかもベルトからの脱着も簡単にできるので、休憩中でも邪魔にならないのでとっても助かります。
刃だけ交換できる替刃式
ゴム太郎は簡単にグリップ部分が分外できる構造になっており刃を交換することができます。
一般的な剪定ノコギリだと替刃式じゃない場合が多いので、刃だけ交換できるのはありがたいです。
しかも替刃式ですが、ちゃんと刃の金属部分がグリップのおしりのまであるので剛性もしっかりとあります。包丁の本通しみたいな感じです。
特に刃だけ交換できるので、処分時に余計なゴミがなく分解する手間もないのが助かります。
他にもグリップは共通なので後から刃を細めに変更したり、長さの変更もできます。ただ長さは鞘のサイズもあるので注意が必要です。
気になったポイント
- 値段が高い
- 切れすぎる
値段が高い
気になるポイントはなんと言ってもそのお値段。
ゴム太郎シリーズは3000円～4000円台の値段がします。他の剪定ノコギリと較べて1000円～2000円ほど高い印象です。
なので庭木のちょっとした剪定とかしか使わないのであれば少しもったいない気分にもなりますよね。
しかし良く切れて替刃自体も1800円前後の金額で購入できるので、長期間で見た場合は値段以上の価値があると思います。
切れすぎる
これは柿の剪定をしていて感じたのですが、切れすぎて少し困る場面がありました。
枝が密集しているところで一本だけ残しておきたかった枝あったのですが、他の枝を落とす際にすこし掠っただけで枝の半分ほど削れてしまったんです。
今まで使っていたノコギリも荒目でしたが、それ以上に荒くて一瞬で削れてしまうので枝が入り組んでいる場所はすこし注意ですね。柿ならもう少し細めを使ったり短いノコを使ったりしたらもっと良かったのかもしれません。
まとめ
ということでシルキー ゴム太郎 荒目 240mmをレビューしました。
今年の剪定はこのゴム太郎を使ってみましたが大活躍で大変気に入ってます。
なんとっても切れ味がよくて、剪定の効率が上がったように感じます。他にも鞘がとっても優秀でとくにローラー機構とロックシステムが使いやすくて便利です。
もし剪定のノコギリで良いのが欲しいと思っている方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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