どうもウイスキー大好きトコログです。
いきなりですが最近国産ウイスキーブームがすごくて、国産ウイスキーが入手困難で困ってます。
特に人気のウイスキーはすぐに売り切れてしまうので、トコログのお気に入りウイスキーがいくつか買えないのが悩みの種です。
その買えなくて困っているウイスキーの一つにフロム・ザ・バレルがあります。
割と昔から人気のあるお酒でウイスキーブーム前から、お店にあったりなかったり
しかし最近は店に置くとすぐ売れてしまうとか。
そんなフロム・ザ・バレルに偶然にも出会う事ができたので購入!
そんな訳で今回はフロム・ザ・バレルのレビューをしてみたいと思います。
フロム・ザ・バレル 500ml
今回購入したのニッカウイスキーのフロム・ザ・バレル
ニッカファンの大半の人は大好きなウイスキーですね、トコログも例外なくお気に入りの一本です。
そしてなんといってもマリッジやアルコール度数51.4など色々とウイスキーファンが喜ぶ要素が多いんです。
他にも注ぎにくくけどカッコよくて憎めないこのデザインなど愛着が湧くウイスキーです。
その名の通り樽出しでアルコール度数が51.4度。
ウイスキーは基本的に冷却濾過をして、澱を除去する工程があります。
というのもウイスキーの原酒はアルコール度数60%以上あったりしますが、40%前後まで加水すると濁ったり白濁したりします。
そんな訳で一度冷却濾過を行なうのがウイスキーの常識だったのですが、除去される澱にも香りやうま味の成分が含まれているので、ウイスキーファンとしては冷却濾過はしてほしくないですよね。
そんな訳で最近ではノンチルやカスクストレングスは大人気ですね。
フロム・ザ・バレルはそんな冷却濾過濾過の影響を受けにくいウイスキーを目指したみたいです。
ニッカの研究ではアルコール度数50%前後でフィルタードした後にマリッジすることで、香りや味に大きな影響が無いと判断したみたいです。
基本的に今までのウイスキーは
ブレンド→加水→マリッジ(再貯蔵)→加水→冷却濾過→ボトル詰め
これがフロム・ザ・バレルの場合は
ブレンド→加水→冷却濾過→マリッジ(再貯蔵)→ボトル詰め
という流れからマリッジ後にボトル詰めを行なう事からフロム・ザ・バレルと言う名前になったみたいですね。
そんな訳で今までのウイスキーとは一味違うアルコール度数51.4%の樽出しウイスキーが完成したみたいです。
公式のテイスティングノート
『フロム・ザ・バレル』は、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵。この再貯蔵は「マリッジ(結婚)」と呼ばれ、まさにこの間、個性の違うウイスキーは結婚したかのように深く馴染み合い、調和の取れた美味しさが生まれます。
再貯蔵された多くのウイスキーは、瓶詰め前に割り水によってアルコール分・40~45%程度に調整されますが、『フロム・ザ・バレル』は、割り水を最小限に留め、アルコール分「51%」に設定。骨太な飲みごたえとともに、再貯蔵(マリッジ)で生まれた濃厚にして繊細な香りと味わいのハーモニーをお届けしています。
テイスティングノートは無かったのでキャッチコピーを載せてみました。
やはりマリッジやアルコール度数51%ってのが売りみたいですね。強くて濃いそんなウイスキーをイメージしてしまいますね。
公式サイト フロム・ザ・バレル|商品紹介|NIKKA WHISKY
フロム・ザ・バレルのデータ
商品名 | フロム・ザ・バレル |
---|---|
メーカー | ニッカウイスキー |
アルコール度数 | 51% |
原産地 | 日本 |
原材料・成分 | モルト、グレーン |
- インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2016 金賞(5年連続)
- インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2015 カテゴリー最高賞(トロフィー)
- ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2009 ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー
賞の受賞歴が半端じゃないですね。特にWWA2009年のベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキーは凄すぎる。ライバルに響17年と響21年がいたにも関わらずですからね。
そんな訳でフロム・ザ・バレルは世界的にも大人気のウイスキー、フロム・ザ・バレルのファンは海外にも大勢いるみたいです。
フロム・ザ・バレルのレビュー
ずいぶんと長々と書いてしまったので、サクッとレビューしていきたいと思います。
まずこのボトルですが、この四角くシンプルなデザインは非常に良いですね。
無印良品にあってもおかしくないです。
デザイナーの佐藤 卓氏は強くて濃いウイスキーを表現するのに小さい塊にしたいという思いからこのボトルを選んだみたいです。
このボトルのデザインは非常に良いのですが、難点が1つだけあります。
それは圧倒的注ぎにくさ……注ぎ口の部分が短いため初回の注ぎは零す可能性が非常に高いです。
プロのフロム・ザ・バレラーにもなるとひし形注ぎとか言う技で難なく注げるとか…
ポアラー(ポーラー)を使う
そんな訳で私は邪道と言われようとフロム・ザ・バレルにポアラーをつけて注ぎます。
一滴も無駄にしたくないんです!
というわけで今回は先にボトルから45mlのウイスキーを抜いておきました。
ストレートで飲んでみる
それでは早速ストレートで頂いてみます。
まず香りが非常に濃厚で芳醇、2500円のウイスキーとは思えないレベル。
果実の様なとてもフルーティーで樽感も強いです。
そしてバニラの甘い香りや若干のスモーキーさも少し感じます。
味わいは若干のピリッと感はあるものの51.4℃にしては非常にマイルドで濃厚です。
甘さのバランスが良く、そして余韻にほんのりスモーキーっぽさがとてもいい感じ。
特に香りが素晴らしいので、ついつい飲んじゃうそんなウイスキー。
しかもストレートでもめちゃくちゃ飲みやすくて美味い。
けど酔いはかなり早くやってきます!飲み過ぎ注意です。
トワイスアップで飲んでみる
次はトワイスアップで頂いてみます。
まず香りですが、加水することで香りが爽やかで華やかになった印象。
青りんごのような果実感にフローラルで華やかな香りがが引き立ってます。
味わいはずいぶんと落ち着いて、シロップの様に甘く滑らかでビターチョコのようなほろ苦い余韻があります。
香り、味のバランスと非常に良くめちゃくちゃ美味いです!
トワイスアップとストレートどちらも美味しいので長く楽しみたい人は加水すると良いでしょう。
ロックで飲んでみる
最後はロックで頂いてみます。
氷を入れると香りが一気に閉じてしまいました。
残ったのはカラメルやバニラなどの香りがほんのりと言った感じですね
味わいは甘く、すこし渋みとビターを感じる程度でこちらもずいぶんと控えめになってしまった様子。
味わい的には悪くなくロックも良いかなとも思いましたが、フロム・ザ・バレルの良さが随分とスポイルされてしまうので、ロックは少し勿体無い感じがしますね。
まとめ
というわけで今回はフロム・ザ・バレルをレビューしてみました。
やはりニッカの看板的ブレンデッドウイスキー!
味も香りも抜群に良かったです。
飲み方に関しては、ストレートやトワイスアップがオススメです。
あとアルコール度数が高いので飲み過ぎには注意したいですね。
そんな訳でフロム・ザ・バレルを飲んだことがないって人は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
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